ろうきんで借金の借り換えはできるの?

数ある金融機関の中でも、ろうきんという存在は、労働者のための金融機関といえます。それは、非営利組織だからこその余裕から、労働者に無理な返済をさせないということが大きいです。

今回は、ろうきんでの借金の借り換えについて、詳しく解説していきたいと思います。

組合員ならろうきんで借金の借り換えは可能


借金を合理的に解決する方法として、借金の借り換えという方法があります。これは、元の借入先よりも金利の低い借入先に移行することによって、トータルでの返済額を抑えることができます。ですが、借金の借り換えは、様々な理由から非常にハードルが高いと感じてしまいます。

しかし、ろうきんでは、組合員であること、所得がありある程度の勤続年数があること、などの条件を満たしていれば、他社よりも比較的安易に借り換えを行うことができます。もちろん、他社で信用を落としていれば、信用情報機関の関係上、いくら条件を満たしていても、借り換えは難しくなってしまいます。

ろうきんは特色のある金融機関

銀行とろうきんは、似ているようで、その性質は全く異なります。ろうきんは、非営利組織であるため労働者、特に組合員は非常に優遇されています。

以下について、それぞれ解説していきます。

ろうきんとは何か

一般社団法人全国労働金庫協会が正式名称となります。ろうきんは、営利を目的としない組織であり、労働組合などが出資し、運営が成り立っています。

そのため、銀行などと比較すると、非常に金利も安く、まさに労働者のための金融機関といえます。組合員になると、その優遇性も上がり、非常に手厚い生活の補助とすることができます。

ろうきんで借金するときの金利

ろうきんのカードローンの金利は非常に低く設定されています。変動金利で6%前後、固定金利で7.5%と消費者金融はもちろん、一般的な銀行よりも低金利であることがわかります。

利用者によって、この金利は変動し、組合員であることが、最も金利を抑えることができる立場にあります。組合員以外でも低金利であることは間違いなく、他金融機関と比較すると、その金利の低さは圧倒的です。

ろうきんで借金するときの限度額

ろうきんは他金融機関と比較して、低金利であるということがわかりましたが、限度額はどうでしょうか?一般的な銀行や消費者金融であれば、おおよそ限度額が500~800万円、ネット銀行であれば1,200万円というところもあります。

実際ろうきんの限度額は、組合員で500万円、それ以外では100万円となっています。少ないように思えますが、実質そんなに多額のお金を借りる場面はそう多くないです。

ろうきんでの借金は総量規制の対象外

貸金業法によって、総量規制という制度があり、年収の1/3以上の融資は受けられません。理に適っている制度なのですが、場合によっては、使い勝手が悪いことがあります。

しかし、ろうきんは貸金業法の管轄外であるので、この規則に縛られることはないです。利用者の許容範囲内であれば、融資の許す限り自由に借金をすることができます。

ろうきんにはフリーローン以外の金融商品もある

フリーローン以外にも、ろうきんには様々な金融商品があります。住宅ローン、自動車ローン、教育ローンと将来設計をしていく上で、必要となる高額な出費に対して、手厚くサポートしてくれます。

もちろん、金利も他金融機関と比較すると、かなり低い設定になっているので、お金に余裕のある生活を実現できます。ろうきんは、まさに労働者のための金融機関であり、営利を目的としないことによって、労働者本位の組織といえます。

組合員のろうきんでの借金借り換えがお得な理由

ろうきんは、労働者にとって極めて優良な金融機関でありますが、組合員であればその恩恵はさらに大きくなります。具体的にどれほどお得になるのでしょうか?以下について、それぞれ解説していきます。

組合員なら限度額の優遇がある

ろうきんのカードローンの限度額は一般的には100万円とされています。ただし、組合員であれば、最大500万円まで上限を引き上げることが可能です。

ネットもしくは電話での申し込みになり、返済に遅れることなく利用できていることや、年収が一定額以上あることが求められます。あとは、勤務年数が1年以上という社会的信用も重要になり、これらの条件全てを満たしていることが最低条件であります。

マイプランで金利を最大3.2%下げられる

ただでさえ、低金利なろうきんのカードローンですが、マイプランによって、さらに最大3.2%もの金利を下げることができます。給与振込指定、インターネットバンキングなど、ろうきんのサービスを利用すればするほど、金利引き下げの項目に該当します。

ろうきんの組合員であれば、年利7%前後であるのですが、最大引き下げによって、年利3.875%まで実質下げることが可能になります。ろうきんにとっても、他のサービスを利用してくれるという利点があるので、双方に利益があるということですね。

組合員ならろうきんの負債整理資金融資制度が使える

本来債務整理するとなると、金融機関から融資することはできません。しかし、ろうきんでは、債務整理するために資金を融資してくれることがあります。

これを負債整理資金融資制度といい、ろうきん組合員限定の制度になります。範囲としては、債務整理の為の弁護士費用から、債務整理した後の返済まで、手厚くサポートされます。

負債整理資金融資制度が使えるろうきん一覧

北海道しんきん 有り
東北しんきん

中央しんきん

不明
静岡しんきん

新潟しんきん

有り
長野しんきん 不明
北陸しんきん

東海しんきん

有り
近畿しんきん 有り
中国しんきん 有り
四国しんきん 有り
九州しんきん 不明
沖縄しんきん 不明

上図は、全国13か所に展開するしんきんにおいて、負債整理資金融資の有無をまとめたものです。このように、負債整理資金融資は、全国のしんきんで確実に利用できるわけではないことがわかります。

不明となっているしんきんの多くは、各条件が設定されており、それを満たすことが前提となります。また、通常のフリーローンとして利用することができないなどの制約もあるので、注意したいところです。

非組合員ならろうきんで借金はしない方がいい?

組合員にとって、ろうきんの恩恵は非常に大きいものですが、非組合員ではどうでしょうか?実は、ろうきんは組合員だからこそ、その恩恵を大きく受けますが、非組合員ではあまり利点はないといえます。

以下について、それぞれ解説していきます。

非組合員なら金利がそれほど良いわけでは無い

ろうきんの最低金利は、組合員であることが前提となるので、非組合員であれば、そこに乖離が生まれます。それでも、他の金融機関よりも金利は圧倒的に低く設定されているので、利用自体にメリットはあります。

管轄のろうきんによって、具体的な金利は変動しますが、組合員であれば非組合員と比較して、おおよそ3%以上もの金利がお得になります。組合員になる条件のハードルは、それほど高いものではないので、非組合員よりも組合員になっていたほうが、良いということがわかります。

審査のハードルは高めな上に時間も要する

いくらろうきんが、労働者に優しい金融機関といっても、審査は優しいわけではありません。そのため、ろうきんのカードローンを利用する際は、最低限の条件をクリアしておく必要があります。

また、審査にかかる時間もそれなりに要するので、間違っても即日融資ができると思わない方が良いです。低金利で融資を受けられる背景には、こういった厳格な審査を設置し、各利用者の返済能力を見極めています。

申し込みの条件がカードローンと比べ厳しめ

ろうきんのカードローンの申し込み条件は、他金融機関と比較して、少々厳しめであります。そのため、誰もが気軽に利用できるようなものではなく、仮に申し込み条件をクリアしていなければ、間違いなく通りません。

ろうきんの審査は、仮審査から本審査というように、銀行と同様に、二段階審査を採用しています。申込者の基本情報はもちろん、信用情報記録の確認など、極めて細かな審査を実施し、利用者を決めています。

住む地域でろうきんの貸付条件は違う

同じろうきんでも、管轄するろうきんによっては、その貸付条件に差異があります。そのため、仮に引っ越しなどによって、居住地域が変わった場合などは、契約条件が変わることもあります。

詳しくは、管轄するろうきんに問い合わせることが早いです。負債整理資金融資という制度も、管轄するろうきんによっては、制度自体無いことも考えられます。

ろうきんからの借金返済に困った時はろうきんに相談できる

銀行や消費者金融といった、営利を目的とした金融機関であれば、そう気軽に返済の相談はできません。しかし、ろうきんは非営利であるからこそ、労働者に寄り添ってくれます。

以下について、それぞれ解説していきます。

勤労者生活支援特別融資制度

転職や退職、ずっと今の仕事をしている保証はありませんよね。しかし、転職により収入減や退職による無収入などに陥れば、仮にローンを利用していても返済に困ります。

その場合は、勤務者生活支援特別融資制度という制度を利用することをおすすめします。この制度によって、利用中のローンの返済金額の見直しなどを図ることができます。

ろうきんは労働者の味方

ろうきんは、営利を目的としていない立場だからこそ、親身に相談に乗ってくれ、労働者本位に考えてくれます。そのため、気軽に相談できる窓口として、ろうきんは非常に優秀な金融機関といえますね。

これは、他の金融機関では、まずあり得ないといって良いと思います。いつでも、ろうきんは労働者の味方であるということが明確にわかりますね。

組合員ならろうきんで借金の借り換えは有効な選択肢

借金の返済において、借金の借り換えは非常に有効である方法ですが、そのハードルは高いです。しかし、ろうきんは、組合員であることを前提で考えれば、そのハードルはそこまで高くないといって良いと思います。

さらに、借入先に良い印象を与えない債務整理においても、ろうきんは積極的に融資してくれます。なので、ろうきんは一つの金融機関ではありますが、銀行や消費者金融などとは違い、特異な存在であります。労働者つまりは利用者を第一に考えてくれる金融機関は、ろうきん以外にないと断言できます。