借金を作ったとき、返済の日々を考えると気が重くなりますよね。でも、借金は放置するわけにはいかないので、考えるのは返済にかかる期間でしょう。
40万円の借金は頑張れば完済できそうな額ではありますが、何年で返すことができるのでしょうか。今回の記事では、40万円の借金の完済にかかる期間と返済方法について詳しく解説します。
40万の借金は毎月2万ずつ返せば2年で完済可能!
借金を抱えたとき、気になるのはどのくらいの期間で返済できるのかということですよね。結論から言うと、借金額が40万円の場合は、毎月2万円ずつ返すことができれば2年で完済が可能です。
借金額が40万円で、年利が14.6%という条件で借入をしたとします。そうすると、返済総額は461,130円になります。これを毎月2万円支払っていくと約24ヶ月間かかることになりますね。つまり、40万円は毎月2万円の支払いでは2年間の期間で完済できるというわけです。
借金40万円をつくってしまった原因は?
では、40万円の借金はいかにしてできたものなのでしょうか。借金40万円を抱えてしまったそもそもの原因について、見てみましょう。
リフォーム代や車の購入や修理のケース
中古の物件を購入したり、実家の老朽化などでリフォームしなければならない状況に陥ることもあります。すぐに対処が必要なリフォームもあるので、計画的にではなくても借金を抱えてしまうケースも稀ではありません。
また、車の購入や修理によっても40万円の借金を作ってしまう可能性がありますね。
生活苦が原因のケース
生活していく上で、お金は必ず必要なものです。ただ、その生活自体が苦しいときは借金をするしか方法がありません。生活苦によって40万円の借金を作ってしまう人もいるでしょう。
失業
誰しも、永遠の就業が約束されているわけではありません。仕事が嫌になって辞める人もいますが、突然解雇されることも今では珍しいことではないですよね。預貯金が十分にある場合は問題ないですが、蓄えがなければ失業するとすぐに借金生活になってしまいます。
怪我や病気
借金の原因は、怪我や病気になったからということも実は多いです。怪我や病気で多額の入院・治療費が必要になることもありますし、治療中は働くことができないかもしれませんね。
出費はあるのに収入がないということになれば、借金を作る原因になってしまうでしょう。
離婚による慰謝料や養育費
離婚によって借金を作ってしまったというのも、意外によくあるケースです。離婚では慰謝料や養育費を要求されることがありますが、これが自身の生活を苦しめることになりかねません。
ギャンブルや浪費のケース
借金の原因としてはあまり良くないことですが、ギャンブルをしていたり浪費したために40万円もの借金を作ってしまうこともあります。
同じ計画的ではない借金であっても、ギャンブルや浪費の場合は、根本から見直さなければ借金を重ねてしまいかねません。
40万円の借金を完済する方法は?
40万円の借金を作ってしまった事実は変えられないので、一刻も早く借金を返すことを考えるのが得策です。ここでは、借金40万円を完済する方法を紹介します。
完済までの返済計画を立てる
借金を抱えてしまったら、まずは完済を目標に返済計画を立てることが重要です。借金額は返済すれば減りますが、返済が滞れば増えてしまいます。
だからこそ、借金返済が始まるまえに完済までにかかる期間や毎月の支払額など、しっかりと返済計画を立てておくことが大切なのです。
借金残高が減ってきたからと気を抜かない
借金が40万円あるときと借金が10万円までに減ったときとでは、気持ちにも変化があるはずです。借金をしていて一番怖いのは、借金に借金を重ねてしまうことではないでしょうか。
借金残高が減ってきたからと気を抜いてしまうと、新たに借金を作ってしまう可能性もゼロではありません。また、返済のストレスから借金を重ねてしまわないように、完済するまで十分に注意しましょう。
返済中も適度な気晴らしが必要
前述したように、借金40万円の返済にはストレスがつきものです。もちろん、借金は楽して返済できるものではないですよね。でも、だからと言って新たな借金を作ると、元も子もありません。
そこで大切なのは、返済中はストレスを溜めこまないように適度な気晴らしをすることです。返済が滞らない程度に、たまには美味しいものを食べるなど適度にストレスを発散しましょう。
借金を少しでも早く完済するための対策
40万円は毎月2万円の返済ができれば、2年で完済ができます。ただ、借金生活からは一刻も早く脱出したいですよね。そこで、どうすれば借金を早く完済できるのか、少しでも早く完済する対策法を紹介します。
約定返済をしない
約定返済というのは、借入先が決めた返済日に借入先が決めた額を返済することです。借入先によっては、借金額に応じて約定返済額を決めています。
そのため、例え自分が毎月2万円返済したいと思っていても、約定返済では毎月の返済額が1万円となってしまうこともあるのです。早く40万円の借金を返済するためには、約定返済はしないほうがいいでしょう。
繰り上げ返済を可能な限り行う
繰り上げ返済は、決められた返済日より早く返済を行うことです。そうすることで、借金が早く完済できるだけでなく、利息も減らすことができます。
無理をする必要はありませんが、生活に余裕があるときに、できる限り繰り上げ返済を行っていくと早く借金の返済が可能になります。
借金40万円が複数の借り入れ先からならおまとめローンを使う
同じ借金額が40万円であっても、借入先が一つであるのと、複数であるのとでは話が変わります。複数の借入先があるなら、迷わず一つにまとめるのがおすすめです。
おまとめローンを使えば、複数ある借金を一つにまとめることができます。一つにすることで、管理がしやすくなるだけでなく、利息を減らして返済を早く済ませることが可能です。
オススメのおまとめローン方法一覧
東京スター銀行でまとめる
東京スター銀行のおまとめローンは、金利12.5%で50万円以下の借入なら、月々7000円程度の返済額になります。銀行に足を運ぶ必要なく、web上で申込みが完結する手軽さもおすすめです。
オリックス・クレジットカードでまとめる
オリックスクレジットにはフリーローンがあり、借金をまとめることができます。金利は最高でも14.5%で、まとめることで借金の減額が図れるかもしれません。
24時間365日ネットで申込みができるので、思い立ったらすぐに申請が可能です。
総量規制に掛かる人はおまとめローンが使えない
おまとめローンを使うことで複数の借入先が一本化でき、金利が下がれば借金総額を減らすことができます。ただし、おまとめローンを使うためには総量規制に掛からないことが条件になります。
総量規制とは年収の1/3までしか貸付できないという決まりのことで、例えば年収300万円の人は100万円までしか借りることができないということです。
すでに複数借金があるので、おまとめローンを申し込む際に総量規制に掛かる人は、おまとめローンが使えません。
40万円の借金が返せない場合は任意整理を検討しよう
借金は完済できれば言うことはありませんが、どうしても完済できないときは次の手を考えましょう。任意整理を検討して、借金を減らして辛い生活を改善するのがおすすめです。
任意整理で40万円の借金の利息をカット
任意整理は、現在までに払い過ぎた利息や今後の利息を原則的にカットする方法です。もし、40万円の借金の返済が滞っているなら、利息分が借金としてどんどん膨らんでいます。
そこで、任意整理を行うことで利息分をカットできれば、今後支払うべき借金額を減らすことができます。無理なく返済できる額になれば、完済することができるはずです。
自己破産は金額とデメリットが見合わない
自己破産をすれば、借金がゼロになることは聞いたことがあるでしょう。返せないのなら自己破産を選択したいと思うかもしれませんが、40万円の借金では自己破産はおすすめできません。
なぜなら、自己破産は裁判所を通す必要があり、弁護士などの専門家に依頼しても多額の費用がかかるからです。場合によっては、自己破産をするだけで借金額よりも高額になる可能性もあります。
借金がゼロになったとしても、費用のほうがかさめば意味がありませんよね。40万円の借金では、自己破産はデメリットでしかないのです。
個人再生は恩恵が少ない
債務整理には、任意整理・自己破産のほかに個人再生という方法もあります。個人再生は借金額を1/5程度に減らすことができるという方法ですが、40万円の借金では恩恵がありません。
まず、個人再生では100万円以下の借金の場合には、法律で定められている最低弁済額が借金相当額となっていることが理由の一つです。つまり、40万円の借金では最低弁済額は40万円ということになり、減額が見込めません。
さらに、裁判所を通して手続きに6ヶ月ほど要することもデメリットとして挙げられます。
40万円の借金は月々3万円以上返せれば1年前後で返せる
40万円の借金は何年で返せるのか、借金の返済方法や原因について解説しました。40万円の借金であれば、月々3万円以上返済することができれば1年前後で完済が可能です。
もちろん、返済期間が長くなってしまいますが月々の返済額を少なくすることもできます。40万円の借金は、決して返済が不可能な額ではありません。むしろ、対策を立てながら効率よく返済していけば予定より早く完済することも不可能ではありませんよ。