借金の時効援用によるメリットとデメリット、リスクって何?他に手段は無いの?

借金が返せなくなった時、返済義務を放棄できれば良いと思ったことはありませんか。実は「時効援用」という手続きをすることで、借金の時効を成立させることができます。

時効が認められた借金は返済の義務が無くなります。しかし借金の額や借り先、その人の状況次第では、時効まで待たずに債務整理を行った方が良いケースもあります。

この記事では、時効援用を行うメリット・デメリットについてや、時効援用をする前に知っておきたいリスクをご紹介します。

借金の時効援用はメリットだけでなくデメリット、リスクが全て存在する

借金が返せなくなった時に時効によって返済義務を放棄できると助かりますね。

しかしそうそう美味い話があるわけではなく、時効を援用することで発生するのはメリットだけではありません。実はデメリットも、そして借金の時効援用にあたりリスクも存在するのです。メリット、デメリットそしてリスクの3つをしっかりと理解したうえで、借金の時効援用をするかどうかを決めたいところですね。

借金の時効援用によるメリット

一定期間借金を返済していない場合、時効の宣言ができる可能性があります。この手続きを「時効の援用」と呼びますが、時効が成立すると次のようなメリットがあります。

時効援用によって借金の返済義務が無くなる

時効の援用をする最大のメリットは、借金の返済義務から解放が挙げられます。借金の時効援用手続きにより、債権者に時効を認めさせ、借金の返済義務を消滅させます。

時効が無事に成立し借金が消滅すると、借金の返済が遅れたことで生じる遅延損害金も消滅し、遅延損害金の返済も不要になります。

借金の時効援用によって信用機関の事故情報が消えるかも

借金の時効援用を行うと、ブラックリストから解放される可能性があります。

私達が借金をするとその顧客情報は信用情報機関に記録されますが、返済が滞るとその情報が登録されてしまいます。「ブラックリストに載る」「ブラックリスト入り」というのは、信用情報機関に返済遅延情報が載ってしまうことを指します。信用情報機関に返済遅延情報が登録されると、新たな借金を行おうとしても審査が通りにくくなります。

時効の成立以後は遅延情報は登録されなくなり、一定期間が経つことで信用情報が回復する場合もあります。

借金の時効援用によって督促状も来なくなる

時効によって借金の返済義務から解放されれば、債権者から送られてくる督促状もストップします。

借金を背負っている間はいつ債権者から督促状や取り立てが来るかわからず、常に不安な気持ちになってしまいます。気が休まる暇もなく、常に怯えながらの生活になってしまいます。

時効の援用に成功すれば借金の取り立てからも解放されるため、精神的にかなり楽になりますね。

借金の時効援用によるデメリットやリスク

時効の援用は債務者にとってメリットが大きいものの、実はデメリットやリスクもあります。安易に時効援用を利用する前に、デメリットも理解しておきましょう。

時効援用が完結するまでの期間、督促に耐えなければならない

時効を成立させるためには5年から10年の長期にわたって債権者からの督促に耐える必要があります。時効援用を適用するために、督促がなくなるまで待つ必要があります。

債権者にとって時効を宣言されることは、お金の回収ができなくなる非常事態です。そのため、返済が滞った債権者に厳しい督促や取り立てを行います。

債務者は借金が返済できず生活が苦しいばかりか、督促や取り立てが自宅や職場におよび、普通の生活が送れなくなります。

時効を援用を適用した業者やその関連会社から借金ができなくなる

時効援用を行うと、ローンの審査が不利になる場合があります。時効の援用は合法的な手続きですが、債権者やその関連会社から見ると債権が回収不能になる危ない顧客です。

信用情報機関の情報が回復しても、企業や業者間で独自に持っている信用情報はより長期間にわたって残ると言われています。時効援用を適用した業者だけではなく、関連会社や信用情報を共有している会社に、再度借金を申し込んでも、一度返済不能に陥った危ない顧客であるため、審査に通る可能性は低いでしょう。

このため時効援用を行ってしまうと、将来お金が必要になったときにローンが組めなくなるリスクがあります。

借金の時効援用は、簡単に成立しない

借金の時効が成立するまでにさまざまな困難が伴うのは、時効には「中断」という制度があるからです。

時効が債務者を借金から救済する制度であるのに対して、時効の中断はローン会社や、消費者金融などの債権者の権利を守るためのものです。債権者のほうから働きかけて、債務者からわずかでも返済を受けた場合や債務の承認をとった時や裁判の提起や差押えがなされた場合、その時点で時効が延長されます。

借金を負っている債務者にとって時効の成立がそうであるように、消費者金融などの債権者にとって、時効の中断は死活問題です。多少の費用や手間がかかっても様々な手段で対抗してきますので、時効の援用はそう簡単には成立しないのが実情です。

借金の時効を援用すると信用情報はどうなる?

時効の援用をすると自分の信用情報に傷がつき、カード審査に通りにくいのではと不安に思う人もいますよね。

返済が滞ったという情報は、信用情報機関に登録されてしまいます。この延滞情報は時効援用によって必ずしも抹消されるわけではなく、信用情報機関によっては一定期間記録が残り、カード審査に通らないことがあります。

借金の時効援用を待つ以外に債務整理をするのも手

借金の時効の援用はメリットが高い反面、リスクも高いものです。無理をして時効を待つのではなく、債務整理を行うという手段もあります。債務整理を行い、借金の減額を行えればより早く借金の完済ができます。

無料の減額借金診断

50万円まで

債務整理をする早道は法律事務所に頼ることですが、敷居の高さを感じるなら、最初にネットの無料減額診断を試してみるといいでしょう。詳しい事情を説明しなくても、借金額や金利などの必要事項を入力していくだけと簡単な診断になっています。

自分の返済状況がわかれば、効率よく債務整理に取り組めますね。

東京ロータス法律事務所

全国規模で無料相談を実施している、債務整理の実績が高い法律事務所です。相談者にとってベストな解決方法を提示してくれると人気が高く、土日も債務相談に対応しているそうです。

仕事が休めない人でも安心ですし、費用の分割払いにも対応しているため、返済できない借金に困っている人におすすめです。

アヴァンス法律事務所

アヴァンス法律事務所

アヴァンス法律事務所も、借金問題に悩む人から人気の法律事務所です。

債務相談が無料なだけでなく、減額報酬や過払い金報酬などの費用が発生しません。債務整理の実績が豊富なだけでなく、時効の援用についても丁寧に対応してくれるそうです。

テレビなどでCMを流している知名度の高い法律事務所なので、安心してトラブル解決を依頼できます。

メリットとデメリット、リスクを天秤に掛けた上で、借金の時効援用の可否を決めよう

借金の時効の援用はうまくいけばメリットが大きい反面で、失敗すれば多大なリスクを伴います。そのメリット、デメリットを充分比較したうえで、手続きをするかどうか慎重に検討しましょう。迷った場合は、法律事務所のプロに相談するのが一番です。

債務整理にも前向きに取り組んで、早く借金から解放されたいですね。