所得が低いシングルマザーが苦しい生活から抜け出すには

現代の日本において、シングルマザーのような、片親世帯は決して珍しいものではありません。離婚や死別など理由は多岐にわたりますが、心配なのはその世帯の子どもです。

片親だけの養育では、どうしても生活が困窮しやすくなってしまうのは事実なので、子どものために生活レベルを最低でも維持したいですね。今回は、所得の低いシングルマザーが苦しい生活を抜け出すための方法について、詳しく解説していきたいと思います。

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苦しい生活から抜け出すポイント

税金滞納

シングルマザーは、両親がいる家庭と違い、一人で収入を得て、一人で子供を育てなければいけないため、その生活は過酷を極めます。少しでも苦しい生活を抜け出そうと、収入を増やすよう努力したり出費を抑えることも必要になります。

またシングルマザーであれば、国や地方自治体からの手当ても手厚いので、各種手当を活用したいところですね。

収入を増やす

生活を豊かにするには、少しでも収入を増やすことです。メインの仕事を変えるという手もありますが、それよりは副業をするほうが現実的になります。

しかし収入を増やすことに躍起になっては身体を壊してしまう可能性もあるので、ほどほどにしたいですね。

手当をもらう

シングルマザーは国や地方自治体からの手当てが手厚いので、是非利用したいところです。医療費が無料になったり、子供の学校で使う教材などが無料になったりなど非常に心強い待遇になります。

もらえる手当は有効に活用することが、生活困窮から脱却するための一歩です。

出費を抑える

生活が苦しいときに、収入を上げるか支出を抑えるか、どちらが難しいかといえば、当然収入を上げるほうが難しいです。なので出費を抑えることは収入を上げるのに比べて、遥かに容易に行える方法になります。

家賃などの固定費はどうにもならないとしても、食費や通信費などであれば、節制次第でなんとでもできます。

苦しい生活から抜け出すために「収入を増やす方法」

方法

確かに、生活が苦しいのであれば、収入を増やすことが一番の解決策です。しかし、そこまでのプロセスが非常に長く、また労力がかかるというデメリットもあります。

以下について、それぞれ解説していきます。

給与を上げるために転職する

実際に転職するとして、絶対条件は現在の仕事よりも給与が多い仕事になります。しかし、そう簡単に都合に良い仕事が見つかるわけではありません。

そこで、シングルマザーが良く利用する転職サイトについて、調べてみたので、以下解説していきます。

エン転職 WOMAN

エン・ジャパン株式会社が運営する大手転職サイトで、多くの求人を掲載しています。また、エン転職の女性版ということで期待しましたが、女性の求人に特化しているというわけではなく、至って普通の総合転職サイトという評判でした。

全体的には、女性のキャリアアップ求人が多く、経験者にとっては使いやすい反面、未経験者にはヒットする求人の絶対数が少ないという印象です。

女の転職type

このサイトは、女性がおすすめする最も人気のある転職サイトとして有名です。特に掲載されている求人の約9割以上が、正社員求人または正社員登用のある求人なので、安定した仕事への転職を考えているシングルマザーにとっては、願ってもないサイトです。

スカウトシステムもあるので、登録しておけば条件にマッチした企業から、逆指名されることもあります。

とらばーゆ

リクルートが運営する、女性の転職サイトであり、掲載求人は女性を採用のターゲットにしています。職種にもよりますが、企業は将来的に管理職を任せるという観点から、女性よりも男性を獲得したいという声が多いです。

しかしこのサイトでは、もとより女性を採用する企業しか掲載していないので、安心して利用できます。

マザーズハローワーク

マザーズハローワークでは、通常のハローワークと違い、女性限定でなおかつ子育て中の女性がメインターゲットです。近年、結婚や出産によって一時全線から退いた女性の再活躍に注目が集まっています。

そのような経緯により、企業もそういった女性の採用に前向きであり、求人数も年々増加傾向にあります。

副業で稼ぐ

近年副業に注目されてきており、パソコン一つで、なおかつ在宅でできる仕事が多くある現状があります。

在宅でできる仕事であれば、時間が空いた時などにできるので、わざわざ職場へ出向く手間もなく、さくっと収入を増やすことができます。

アフィリエイトブログ

アフィリエイトとは、自身のサイトに広告を掲載し、そのクリック数で対価をもらうもので、いわゆる不労所得ということです。確かに、軌道にのれば月に50万円や100万円以上稼ぐ人もいますが、そこに行き着くためには、何年もかけて記事を書き続けなければいけません。

また、その過程ではほとんど収入は得られないということで、すぐに収入が必要な人には不向きといえます。

データ入力

始めやすさであれば、経験も知識も不要で、パソコンやスマホがあれば、すぐにでも始められるのがこのデータ入力です。始めのうちは低単価で多くの時間を使うわりに稼げないと感じると思いますが、実績を上げていくと月10万円以上の収入を得ることもできます。

ただ文字を打ち込んでいくだけの単純作業なので、毎日コツコツとやり続けられる、強い精神力がなければ継続は難しいと思います。

ライター

これもデータ入力同様誰でも始められるという手軽さがありますが、その分報酬は低く設定されており1文字0.5円前後の報酬です。ただし、データ入力と違いスキルアップが見込める仕事なので、実績を積めば1文字1円や2円などより多くの収入を得ることも可能です。

稼いでいるライターは、1文字10円や20円といった高報酬の仕事で、月に50万以上の収入を得ることができるのです。

ハンドメイド販売

自分で作った作品をメルカリなどで売買して、手軽に収入を得るという方法があります。ただしどんな作品でも売れるわけではないので、自身のスキルが非常に重要となります。

人気になれば、作品も飛ぶように売れるでしょうが、下積みは非常に骨が折れると思います。

苦しい生活から抜け出すために「手当をもらう」

万円

シングルマザーのような、経済的弱者に対して、国や地方自治体は様々な手当を充実させています。これらの手当てを活用することで、少しでも生活を豊かにしていきたいものですね。

児童手当

児童手当とは、全ての家庭を対象とした、児童の健全な育成を目的とした手当になります。支給対象は0歳から15歳までの児童で、支給額は児童の年齢や児童の数によって変動します。

おおよそ1人あたり月額10,000円~15,000円前後の金額が支給され、児童のいる家庭においては非常に有難い手当ですね。

児童扶養手当

児童扶養手当は、両親の離婚や死別によって、一方の親からしか養育を受けられない場合による手当です。支給される金額は世帯収入によって変わり、全額支給または一部支給のどちらになります。

また支給は毎月行われるものではなく、年に3回行われ、それぞれ指定した口座に振り込まれます。

住宅手当

住宅手当は片親世帯で20歳以下の児童がいるケースで、月額10,000円以上の家賃を支払っている人が対象となります。この制度は市区町村発信の制度なので、居住地によってはない場所もあるので、注意が必要です。

支給額はおおよそ5,000円~10,000円前後であるようです。

母子家庭医療費助成制度

この制度は0歳~18歳までの児童を持つ片親世帯を対象としたもので、医療費の負担を市区町村が負担してくれるというものです。通常健康保険を使用すれば、医療費が3割負担となりますが、その負担した3割をさらに負担してくれます。

ただし、この制度にも所得制限があるので、詳しくはお近くの市区町村に相談してください。

母子家庭の遺族年金

片親となった理由が、死別であった場合であれば、遺族年金を受け取ることができます。これは国民年金から派生しているものなので、亡くなった配偶者が国民年金に加入または加入期間が25年以上であった場合に対象となります。

また納付もしっかり行っているのが条件となるので、死別である場合は一度確認してみると良いでしょう。

児童育成手当

児童育成手当は、児童の育成を目的とした手当です。支給対象は、18歳までに児童を持つ母子家庭世帯で、おおよそ月額13,500円支給されます。

市区町村によって担当窓口が変わるので、注意してください。

苦しい生活から抜け出すために「出費を抑える」

生活が苦しい場合に、収入を上げることはもちろん大事ですが、それよりももっと容易にできることがあります。それは出費を抑えることで、自分の節制次第で生活に余裕を持たすことが可能です。

収入を上げる、出費を抑える、これらに最大限努めることで、経済的困窮を回避できます。

食費を節約する

生きるためには食べなければいけませんので、いくら生活が苦しくても当然食費は確保しなければいけません。しかしこの食費ですが、やりくり次第では大きく節約できるのです。

食材はまとめて買う

食材はできれば、まとめて買うことで、食費を大きく節約することができます。また一般的なスーパーではなく、業務スーパーなどを利用することで単価を抑えることが可能になります。

日々のこういった細かい節約意識が、結果的に大きく家計に影響してきます。

安い食材を有効活用できるレシピ参考にする

食材は高いものでなくても、栄養価はあまり変わりません。できれば、安くて栄養価の高いものを常用していきたいものです。

また、クックパッドなどを参考にして、レパートリーを絶やさない努力も必要になります。

水道光熱費を節約する

食費に続く変動費といえば、水道光熱費が挙げられます。特に水道光熱費は、基本料金はあるにしろ、使った分が請求されることになるので、節制の結果がそのまま返ってくることになります。

電力会社を変更して電気代を節約

電力の民営化によって、様々な電力会社が参入しています。調べてみると、意外と現在契約している電力会社の料金が高いということもあります。

その場合、安値の電力会社に契約変更することによって、電気代を節約することもできます。

時短料理でガス代を節約

給湯にコンロにストーブ、ガス代は意外とかかってしまうものです。せめて、コンロくらいは節約していきたいものですね。

調理時間の短い料理を多用することによって、ガス台の節約をします。

お風呂の残り湯を有効活用して水道代を節約

お風呂にお湯を貯めて浸からないと日々の疲れは取れません。しかし、その貯めた水はそのまま捨ててしまうのは、いささか勿体ないと思います。

そこで、洗濯などに有効活用することで、水道代を節約したいところです。

通信費を節約する

昔のように、固定電話がある家庭は珍しい世の中で、ほとんどの人はスマートフォンを使っているかと思います。また子どもにも防犯として持たせてる家庭も少なくなく、通信教育が発達している現代ではWi-Fi環境も必須です。

そんな通信費こそ、やりようによっては大きく節約できます。

格安simで携帯電話料金を下げる

通信会社といったら、大手三社をイメージするかと思いますが、実際基本料金など割高です。そこで、格安simを使って携帯電話料金を大きく下げることで、通信費を大きく節制することができます。

場合によっては、月額1,000円~2,000円前後で、利用できることになります。

無料のWi-Fiを活用する

Wi-Fiが発達している現代では、街の至るところに無料Wi-Fiスポットが点在しています。携帯料金が高額になる要因として、パケットの使用量が大きく挙げられますが、この無料Wi-Fiスポットを活用することで、パケット使用料を抑えることができます。

せっかく無料なのですから、使わないだけ損してしまいますよね。

シングルマザーはなぜ所得が低く生活が苦しいの?

シングルマザー

なぜシングルマザーは、所得が低く生活が苦しいと言われているのでしょうか?そこには、シングルマザーだからこそ抱える様々な理由が影響していました。

アルバイトや派遣など非正規雇用の場合が多い

シングルマザーの雇用形態は、アルバイトや派遣などの非正規雇用が多い傾向にあります。そのためどうしても正規雇用の正社員などとは、収入において格差が生まれてしまいます。

そこには、正規雇用にできない、シングルマザーならではの理由があるのです。

家事や育児で働ける時間が短い

子どもが小さいとどうしても働ける時間が短くなってしまいます。1日は24時間と限られた時間しかないので、シングルマザーからすると絶対的に時間が足りません。

これらは、正規雇用で働けない理由の1つでもあります。

生活費がかかる

子どもの育児や日々の家事を鑑みながら、収入を得るための労働をしても、やはり限られた収入しか確保できません。さらに子どもがいることで生活費がかかるので、まさに頭打ち状態です。

正直いくらお金があっても足りないような状態が続いていくのです。

どうしても生活費が足りなくなった場合は「借金」もあり

シングルマザーは、様々な問題を抱えながら、限られた時間必死に労働をして収入を確保しています。しかしそれでも足りないのが現実で、そうなってしまうと借金もやむなしとなってしまいます。

シングルマザーが借金をするとしたら以下のような借入先の候補があるので、それぞれ解説していきます。

母子福祉資金貸付金

母子家庭において、生活が困窮し、子どもの養育などで資金を要した場合に利用できる制度です。お金を借りるとなると連帯保証人が必要になるのですが、この制度では原則不要となります。

そして、利子は年利1.0%という低金利で、連帯保証人を付けた場合は無利子で、自治体から融資が受けられます。

女性福祉資金貸付制度

独身女性のための貸付制度で、基本無利息で自治体から融資を受けることができます。連帯保証人は必要になりますが、その圧倒的な低金利が魅力の融資制度です。

配偶者のいない独身女性の自立を支援する、とても有益な制度となっています。

銀行の低金利ローン

お金を借りるといえば銀行や消費者金融が一般的ですが、できるなら銀行で借りたいものです。確かに審査は厳しめですが、金利は消費者金融と比べると遥かに安価で、年利で8%~10%前後です。

消費者金融で借りる前に、一度銀行の審査を受けてみることをおすすめします。

消費者金融

消費者金融は、どの会社も利息制限法上限いっぱいの年利18%がベースです。ただし、大手消費者金融などは、初回に限り無利息サービスというサービスを行っています。

間違っても、中小の消費者金融や街金などから借りず、大手消費者金融を利用するようにしたいですね。

すでに借金をして返済に困っているシングルマザーはどうすればいい?

どうしたらいい

すでに資金繰りがうまくいかず、借金をしてしまって返済に困っているのであれば、迷わず債務整理することで解決に近づけます。

債務整理には、いくつか種類があり、それぞれの状況に合わせて最良な選択をしたいところですね。

以下について、それぞれ解説していきます。

任意整理

任意整理は、債務整理の中でも唯一裁判所を通さず、手軽に行えるのが特徴です。また債権者との話し合いによって、利息カットが認められ、返済がスムーズになります。

ただし、条件として債権者より、3年以内での完済を求められるので、ある程度の返済能力が必要となります。

個人再生

借金が多額であればあるほど、より大きな恩恵を受けることができます。最大で4/5もの借金の減額が可能で、最低弁済額によって返済する金額が大きく軽減されます。

任意整理同様、債権者より、3年ないし5年以内での完済を求められるので、ある程度の返済能力が必要となります。

自己破産

自己破産、誰しも一度は耳にしたことがあると思いますが、特徴はなんといっても借金がゼロになるということです。そのためには、免責つまり借金の理由を問われますが、ギャンブルなどの理由でなければおそらく問題はありません。

しかしデメリットもあり、所有する財産を全て破棄しなければいけないので、まさに諸刃の剣です。

苦しい生活から抜け出すために

シングルマザーは、確かにその状況において、生活が困窮しやすいという事実があります。しかし、国や地方自治体も様々な手当を整備しており、世間はシングルマザーの敵ではありません。

収入を上げることはもちろん大切ですが、子どもの養育にかける時間も必要なので、できれば無理のない生活をしたいところです。どうしても生活に困った場合は、正直借金もやむ得ない状況なので、その場合はできるだけ金利の低い借入先を利用することです。