借金の時効援用に失敗してしまった!その理由は何?

借金は時効を迎えればその援用を行うことで返済義務を無くすことができます。しかし時効援用に失敗してしまうケースも少なくありません。

借金の返済義務がなくなるかどうかの人生にも関わる非常に重要な問題ですから、時効援用は必ず成功させたい手続きですよね。

借金の時効援用に失敗してしまう理由を、知っておくことは決して無駄ではないはずです。

この記事では、時効援用が失敗してしまうケースと失敗してしまった場合の対処方法までご紹介していきます。

借金の時効援用失敗で多い理由は、「時効が成立していなかった」から

借金は数年経つと時効になります。消費者金融や銀行での借金が時効になると、元金や利息だけではなく遅延損害金の支払い義務がなくなります。

では時効によって借金をの返済義務を無くすためには、具体的にどうしたらいいのでしょうか。そのために求められるのは、時効の援用を行い、成立させることです。

しかし時効の援用には条件もがあるので、そう簡単にできるものではありません。特に借金の援用で失敗するケースで多いのは、実は時効が成立していなかったからなのです。

借金の時効援用を自分でやろうとした場合にも失敗が多い

専門家などに依頼すると費用がかかるので、自分でやろうとする人も相応に見受けられます。しかししっかりとした知識を持っていないと、素人のみで行おうとしても失敗する可能性が高いものです。

まずしっかりと事前調査を行う必要があり、それらを怠ったり不足していたりすると手続きに失敗し、事態を悪化させてしまうことになります。また手続きには様々な書類作成などが必要になるので、無理せず専門家に依頼したほうが無難といえます。

借金の時効援用に失敗するのはどんなケースか

では、具体的にどういったケースで借金の時効援用に失敗することが多いのでしょうか。

いくつか抜粋してみたので、説明していきます。

①借金の時効が成立していないのに援用の手続きをしてしまった

最悪のシナリオ

確認をせず、自分の安易な判断で借金の時効援用をしてしまった例ですね。

この場合は債権回収会社から、時効は成立していないので消滅時効の援用は認められない、また強制執行をかけるという返答がきます。最初から専門家に相談していれば防げたケースです。

このように借金の時効援用は、それなりの知識がなければ自分だけで対処するのは難しい問題なのです。

②借金の時効援用権を喪失していた

時効援用権を喪失していれば、今後何年経っても時効の援用はできません。

ならばなぜ喪失してしまうのでしょうか。

知識がないのに、自分で対処しようとしてこのようなケースに陥ることが多いです。

ネットで調べた情報などが法律改正などで古い情報と正しい情報が混在しているため、正確な情報がわからない状態になっています。

③専門外の弁護士に依頼していた

借金

きちんと専門家に相談したはいいものの、実はその専門家が時効援用については専門外であった場合です。

確かにその道の人ですから知識は持っているはずです。しかし得意不得意があるのも事実です。時効援用や債務整理などに強い、経験のある専門家を選びましょう。

④債務名義を取得されていた

税金滞納

債権者側が債務名義を取得していた場合は、時効の期限は10年です。しかも内容問わずに差し押さえができる権利でもあります。

債務名義の時効起算は債務名義が作成された翌日からとなるので、最長で約15年近くに時効が伸びるということになります。

借金の時効援用に失敗した場合、どうする?

借金の時効援用に失敗した場合どうすればいいのでしょうか。失敗してしまったときのことを考えると、不安になってしまいますよね。

いくつかの選択肢がありますので確認してください。

借金の支払いについて交渉する

時効援用に失敗したということは、支払い義務が発生しているということです。この場合、債権者と支払うことを前提として話し合いが必要になります、

時効援用を活用しようとしたことで、逃げようとしたと思われて債権者の対応が悪くなるということも考えられます。

むしろ支払っていない期間が長いので、多額の利息と遅延損害金をどうするかが論点になります。

再度借金の時効が成立するまで放置する

上記のように支払う以外の選択肢が発生しないので、再度借金の時効が成立するまで放置するという選択肢です。しかし債権者も催促してくるでしょうし、一度時効援用を利用した債務者ですからマークされます。

借金の援用が失敗したのですから、もう腹を括って借金を支払うことにした方が気は楽かもしれません。

自己破産する

自己破産するという選択肢はどうでしょう。

借金の時効援用と全く別物ですが、同様に借金を支払わずに済ませる方法です。自己破産をすることで借金が全てなくなり、債権者と調整する必要もありません。

しかし、周囲の人に知られてしまいますので、世間体を気にする人にはおすすめできません。

借金の時効援用に失敗しないために自分でできることとは

借金の時効起算日を調べる

プランを立てる

借金の時効起算日はいつからなのかも、しっかりと押さえておきたいポイントです。

まず起算日というのは、権利者が権利を行使できるようになる日とされています。

権利者とはお金を貸している側、つまりは債権者です。基本的には返済日までは弁済は求めませんが、返済日を過ぎると債務者に借金の返済を求めますよね。これが権利の行使です。

民法では時効の効力はその起算日に遡るとされています。

借金の時効に詳しい弁護士に相談する

流れ

確かに費用はかかりますが、自分でやる場合の成功率の低さと手間を考えれば専門家である弁護士に相談するのが賢明といえます。相談であれば無料で行ってくれるところも多いので、まずは相談しましょう。

弁護士であれば正確な時効期間を算出してくれますし、専門家に相談したという安心感も見逃せません。全ての状況の人が確実に時効援用できるわけではありませんが、成功率を高めるのであればこの選択は間違いないでしょう。

借金の時効援用に失敗しないためには、自分でやろうとせずまず専門家に相談しよう

低金利

借金の時効援用をより確実に実行したいのであれば、自分で余計なことはしないことです。

確かに専門家に相談して借金の時効援用について色々と依頼すると、その費用は掛かってしまいます。しかし自分より遥かに詳しい方々ですから、手続きをスムーズに行うことを考えてもそれは必要な出費と言えるでしょう。

変に自分で対処しようとしてお金をかけて、失敗して結局借金を全額支払うなんてことになれば意味がありませんよね。まずは専門家に相談してみるのが、借金の時効援用を成功させる近道かもしれませんよ。

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