奨学金の審査に親の信用情報って影響するの?

奨学金

現代の日本では、高校はもちろん、大学進学が当たり前になりつつあります。ですが、進学には多額の費用が必要になり、多くの学生は奨学金制度を利用しているかと思います。

この奨学金制度ですが、一般的な借金と違う部分でいえば親の信用情報が関係ないということです。実際にお金を借りるのは子供ですから、当然と言えば当然ですね。

今回は、奨学金制度を借りる際に、親の信用情報は影響するのか、について詳しく解説していきたいと思います。

親の信用情報は奨学金の審査に影響しない

良い事

子供が高校や大学進学するにあたり、多額のお金を要するため、多くの家庭では奨学金という制度を利用するかと思います。

その際、親の信用情報は奨学金の審査に影響するのかというと、決してそんなことはありません。

なぜなら奨学金は、銀行や消費者金融などからの借金とは違い、信用情報の確認は行われないからです。

よって、仮に親の信用情報がブラックであったとしても、問題なく奨学金を利用できるということになります。

奨学金の審査に親の信用情報が影響しない理由

理由・原因

奨学金の審査はもちろん行われますが、その際に親の信用情報が影響することは皆無となります。そこには、実際に利用する人が親ではないという部分が大きく影響しているようです。

借りるのはあくまで子供本人だから

なぜ親の信用情報が影響されないのか、それは借りるのは子供本人であるからというのが大きいです。

奨学金は子供が社会に出たあとで返していかなければならないもので、その返済は基本的に親ではなく子供自身が行うものです。

中には返済不要の奨学金もありますが、大多数の人は返済が必要な奨学金を利用することになります。

審査時の対象に親の信用情報を見ていないから

奨学金の審査時において、親の信用情報を確認しないので、親の信用情報は全く関係ないということです。上記でも挙げた通り借りるのは子供で返すのも子供ですから、親の信用情報を確認する意味がないのです。

ということで、親の信用情報に関わらず子供は奨学金を利用することができるということになります。

奨学金の審査で見ている情報

奨学金を利用する際、親の信用情報が影響しないことが分かりました。では実際、子供のどういった情報を基に審査が行われるのでしょうか?

借りる方法の学校での成績

奨学金は、学校の費用に対しての借金ですから、もちろん学校での成績が関係します。

利息のつかない第一種奨学金と呼ばれる奨学金の成績基準は、全履修科目の評定平均値が3.5以上となります。また利息のつく第二種奨学金では成績基準がなく、学習意欲があれば応募できます。

学校からの推薦の有無

学校からの推薦があると給付型の奨学金が受けられる可能性があります。もちろん推薦がなくても受けられる可能性はありますが、その影響力は大きいものです。

できれば、奨学金を利用する際は学校からの推薦があるとより審査に通りやすいといえます。

家庭の収入が基準以下であるかどうか

どんな家庭でも奨学金を利用できるわけではなく、収入が一定の基準以下である家庭が対象となります。給与所得者は年収、自営業などは所得でその審査がなされます。

第一種奨学金は第二種奨学金よりも基準が低く設定されており、家庭が貧しくても優秀な成績を収めていれば進学ができるということですね。

親が債務整理中で連帯保証人になれない場合は?

借金を返せそうにない

奨学金を利用するためには、保証人を立てる必要があります。

その保証人には、機関保証と人的補償という2パターン存在し、必ずどちらかを選択しなければなりません。

以下について、それぞれ解説していきます。

奨学金の保証人は2パターンある

機関保証

保証機関が連帯保証人となるケースで、親に連帯保証人となってもらうことはないため、誰かに迷惑をかけることはないです。

しかし、保証機関を使う場合は、費用がかかり、毎月の奨学金からその費用が差し引かれることになり、奨学金の手取りが減ります。

人的保障

親などが連帯保証人となるケースで、機関保証のような保証機関を介すことはないため、無駄な費用がかからないです。

デメリットとしては、将来的に自己破産をした場合、連帯保証人にその返済義務が移ってしまうことがあります。

親が債務整理中なら、機関保証を選べば良い

親が債務整理中などで、連帯保証人を頼めない状況であれば、保証機関に連帯保証人になってもらう機関保証を選択すればよいです。

確かに保険料などの費用はかかってしまいますが、連帯保証人は親以外には頼めない可能性が高いです。

このように、万が一親などに連帯保証人を頼めない状況であっても、機関保証によって奨学金を利用することは可能ということですね。

親が奨学金の連帯保証人になる場合の条件

人的保証によって、親は奨学金の連帯保証人となることができますが、それにはいくつかの条件を満たしてなければいけません。また連帯保証人の他にも、別に保証人を立てる必要があります。

原則として本人の父母であること

奨学金の人的保証による連帯保証人は、原則借主の父母でなければなりません。また連帯保証人の他に保証人も必要であり、その保証人の条件は4親等以内の親族で、借主や連帯保証人と別生計であることです。

このように、奨学金の連帯保証人または保証人は、借主の親族でなければいけないとされているのです。

未成年・学生では無いこと

これはほとんどの場合当てはまらないことですが、親が未成年や学生でないことも条件にあります。未成年や学生であれば返済能力が皆無であるため、これは条件としてあるのだと思います。

また、60歳以上の親も奨学金の連帯保証人にはなれないとされています。

破産など債務整理中では無いこと

親が連帯保証人の条件を満たしていても、債務整理中である場合は、残念ながら連帯保証人にはなれません。この場合は機関保証を選択する他に手段はないので、保証機関に連帯保証人になってもらうことになります。

当然人的保証でないので保険料を払う必要があり、その分だけ費用が割高になります。

人的保障だと親の信用情報がチェックされる可能性はある

親の信用情報に関係なく、奨学金を利用することはできるが、連帯保証人になれるかどうかは別の話になります。人的保証であると、親の信用情報は極めて重要になるからです。

機関保証への変更を促される

人的保証を利用することが難しいと判断されれば、機関保証への変更を促されることになります。この場合親が連帯保証人の条件にそぐわないとされ、奨学金を利用するには機関保証を利用するしか方法がありません。

条件は様々ですが、親の信用情報によって人的保証が利用できないということもあるので注意したいですね。

信用情報を見る段階では奨学金の採用可否は決まっている

信用情報を見る段階では、すでに奨学金の採用可否は決まっています。それは、申込みの段階で、連帯保証人は返還保証書などの書類を提出しており、すでに条件を満たしているとされている場合が多いからです。

そのため、実際に信用情報を見る段階では、確認という意味合いが強いということです。

奨学金の審査で親の信用情報が気になるなら機関保証を選択しよう

このように、親の信用情報が仮にブラックであっても、奨学金を利用する上ではあまり関係ないとのことでした。しかしその親を連帯保証人に据えるとなれば話は別であり、おそらく人的保証が通る可能性は低いと言えます。

その場合は機関保証によって、保証機関に連帯保証人になってもらうことで、問題なく奨学金の利用ができることになります。奨学金は借りる本人が使用し、または返済していくものですから、親の信用情報は直接的に関連があるわけではないというわけです。