兄弟の借金に返済義務はある?【家族の借金】

兄弟は、自分にとって血縁関係にあり、関係性もとても近いものです。そんな兄弟が借金していた場合、自分にもその返済義務は生じるのでしょうか?

今回は、兄弟の借金の返済義務があるのかについて、詳しく解説していきたいと思います。

兄弟の借金の返済義務は無い

ない

借金というのは、債権者と債務者の間に発生する貸借契約によって生じます。そのため、債務者の家族や兄弟に、その借金の返済義務はなく、あくまでも借りた本人だけが負う義務になります。

仮に債務者の家族や兄弟が、借金の保証人や連帯保証人であれば、その義務が生じる可能性はあります。また、借金の相続をした場合なども、兄弟が返済する義務が発生することになりますが、一般的には兄弟の借金を返済する必要はありません。

兄弟の借金が自分に返済義務が無い理由

理由・原因

兄弟の借金を返済する必要がない理由は、明確に定められており、これにより返済義務がないということです。そこには、関係上は兄弟であっても、法律上においては他人に変わりないことが大きく起因しています。

以下について、それぞれ解説していきます。

法律上兄弟でも他人であり、他人の借金を返済する義務は無い

確かに法律上は、兄弟は兄弟になりますが、他人であることには変わりありません。ということは、兄弟が借金の返済義務を負うということは、他人の借金の返済義務を負うということは同様になります。

そんな理屈はあり得ませんし、その理論が通るのであれば、借金癖のある兄弟を持つ人が泣きを見ることになってしまいますね。例外的に、保証人や連帯保証人であったり、借金を相続した場合であって、初めてその返済義務が発生することになります。

契約の部外者が返済に応じる必要は無い

債権者つまりは融資をする側は、あくまでも実際に融資をする相手と契約を結ぶことになります。そのため、契約者つまりは債務者以外の人が、返済に応じる必要は全くありません。

また、債権者も契約者以外に返済を求めることはできず、仮に求めてしまうと法を犯してしまうことになります。このように、債務者の兄弟が返済することは、厳格に禁じられていることがわかります。

債権者は債務者の親や兄弟に借金返済を求めることはできない

できない

よく、ドラマなどで「兄妹の借金を返すために身を粉にして働いて…」というセリフを耳にしたことも多いかと思います。しかし、実際のところ兄妹や家族、知人への取り立ては法に触れる行為になり、債権者は罰せられることになります。

法律上保証人以外の親兄弟に借金返済を迫ることは禁止されている

債権者は、貸金業規制法という法律において、借金の催促は厳しく規制されています。その中には、債務者以外の人に、債務者に代わって返済を要求することは禁止されています。

ただし、債務者の家族や兄弟などは、少しでも借金の解決が進むよう、自主的に援助することはあると思います。そういった部分に付け込み、債務者以外の人に、直接借金の返済を求める債権者も中にはいるそうです。

保証人でも無いのに返済を迫られた場合毅然と対処して良い

仮に親や兄弟が保証人や連帯保証人になっていれば、債権者との間に連帯保証を結ぶことになり、債務者の借金の返済義務は発生します。しかし、そうではない場合は、法律上全く応じる必要のない返済義務になるので、穀然と対処しても構いません。

また、完全に債権者が法律違反であるので、場合によっては、通報しても良いかと思われます。債権者の態度に押されて、返済に応じてしまわぬよう、こういった最低限の知識を付けていくことも必要になりますね。

兄弟の借金で返済義務が生じるケース

債務者の借金は債務者本人によるものなので、基本的に債務者の家族や兄弟などにその影響が及ぶことはありません。しかし、場合によっては、返済義務が生じるケースがあります。

兄弟の借金の保証人・連帯保証人になっていた場合

借金をする際に、兄弟である債務者の保証人や連帯保証人になっていた場合、この場合は連帯保証の責により、返済義務が生じます。保証人や連帯保証人はその性質により、他人になってもらうことが難しいので、必然と家族や兄弟になるケースが多いです。

このケースの場合は、債権者と保証人または連帯保証人の間において、連帯保証という契約がなされ、債務者と関係なく双方で結ばれることになります。そして、この保証人または連帯保証人という存在は、債務者と変わらない返済義務を持つことになり、債権者の要求を拒否することは難しくなるのです。

兄弟の遺産に借金が含まれていて相続した場合

仮に兄弟が亡くなってしまった場合、相続の優先順位に従って、その兄弟の財産が相続人に受け継がれることになります。その際の財産において、亡くなった兄弟が借金をしていた場合は、その借金も相続対象となります。

また、相続順位でいえば、配偶者や両親、祖父母の次になるので、その全ての人が相続放棄しなければ、兄弟の財産相続の権利はしません。しかし、可能性としては充分考えられるので、このようなケースにおいても、兄弟の借金の返済義務が生じることがあるのです。

兄弟の借金が解決できないときは債務整理を相談しよう

相談

どうしても、兄弟の借金を解決できないということであれば、債務整理を検討するようにしたいですね。債務整理であれば合理的に借金の解決が図れるので、一気に返済が楽になることになります。

任意整理

任意整理は、債権者との話し合いによって借金の利息カットが見込めその後の返済が楽になります。債権者が話し合いに応じてくれなければ任意整理は叶いませんが、債権者にとっても有益な方法です。

債務者からすると利息カットを認める代わりに、債権者に対して3年以内での完済を要求することができるので債権の回収の目途が立ちます。利息はもちろん大事ですが、それ以上に債権者は債務者に借り逃げされることを警戒しますので、回収の目途が立てられるだけでも十分なのです。

自己破産

自己破産するには、免責と呼ばれる、いわゆる借金の理由が正当なものでなければいけませんが、借金がゼロにすることができます。その免責には免責不許可事由というものが定められており、ギャンブルなどはそれに該当することになります。

しかし、結局免責を判断するのは、裁判所であるので、例外的に認められることがあります。また、自己破産する際には所有する財産を売却しなければならない他、ブラックリストに登録されるなどのデメリットもあります。

個人再生

個人再生は、財産を所有したまま大きく借金の減額を図ることができます。その減額幅は借金が多ければ多いほどその恩恵は大きく、最大で4/5もの減額が可能になります。

また最低弁済額に則り、実際の返済額はかなり少なくなり、その後の返済に大きく影響します。任意整理同様、3年ないし5年以内での完済を求められるので、ある程度の返済能力が必要となります。

兄弟の借金についてお薦めの相談先

債務整理を考えた場合、自分の力だけでももちろん解決を図ることはできますが、専門家に相談することでより確実な解決法を模索できます。

そういった場合に、おすすめな相談先について、まとめてみました。

東京ロータス法律事務所

東京ロータス法律事務所

東京都台東区を拠点とする同事務所では、相談料は何度でも無料という、債務者にとって非常に有難い法律事務所です。また、債務整理の一つである任意整理においては、他社と比べて費用が非常に安価になっています。

東京を拠点としていながら、全国各地において、無料相談会を行っており、そのため全国に多くの債務者に利用され、実績を積んでいます。24時間メールにて相談を受け付けており、悩める債務者の強い味方です。

アヴァンス法律事務所

アヴァンス法律事務所

大阪府中央区を拠点とする同事務所は、そのスタッフの多くが、消費者金融で勤務していた人が多いという特徴があります。そのため、消費者金融などの内部事情を分かったうえで、債権者との交渉に非常に有利になるという利点があります。

また、同事務所では女性専用窓口を設置しており、女性にとっても非常に利用しやすい事務所です。そこでのスタッフは全て女性であり、女性債務者が気軽に相談できる環境が整っています。

東京ミネルヴァ法律事務所

東京ミネルバ法律事務所

同事務所では、いわゆる大手と呼ばれる事務所であり、全国各地に対応してくれるというメリットがあります。無料で借金の減額診断ができ、たったの3分で過払い金の有無や概算を行うことができます。

かかる費用については、同業他社と比較して、特出すべきものはなく、一般的な料金体系であることがわかります。ただし、豊富な実績を積んできたその実力は本物であり、相談するのであれば、大手事務所が無難です。

兄弟に借金を相談されたら肩代わりではなく債務整理を提案しよう

このように、兄弟の借金に返済義務はありませんので、不安になることはないです。ただし、兄弟に借金の相談をされた場合は、きちんと相談に乗ってあげるのが兄弟関係というものです。

この場合安易に肩代わりするのではなく、債務整理を提案して合理的な借金解決を図ることが大切です。兄弟が一生懸命借金と向き合い、全力を尽くしてそれでも結果が伴わないのであれば、肩代わりという最終手段を使うようにしたいですね。