100万円の借金があったら住宅ローンの審査には通らない?

住宅ローン

夢のマイホーム購入において住宅ローンを組もうとした際、「すでに借金が100万円あるけど大丈夫かな?」と不安になる方も少なくないはずです。

この記事では借金があっても住宅ローンを借りることができるのかどうかをご紹介していきます。

100万円の借金があっても住宅ローンの審査に通る可能性はある

100万円の借金があっても住宅ローンの審査に通る可能性はあるのでしょうか。結論から言うと、答えは「YES」です。借金があっても住宅ローンの審査に通る可能性はあります。

しかし必ず通ると断言することはできません。金融機関はローンの審査をする際、「どの金融機関から何のためにいくら借りているのか」をチェックします。マイカーローンや教育ローンなら問題ありませんが、消費者金融からお金を借りているとなると、審査に通らない可能性があります。つまり、住宅ローンの審査では既にしている「借金の額」だけではなく、「借金の借入先・使用用途」などから融資が可能かを判断されるわけです。

100万円の借金が住宅ローンの審査で見られる部分

では100万円の借金がある方が住宅ローンを組もうとした際に、どのような部分を確認されることになるのでしょうか。住宅ローンの審査には、勤務年数や収入など判断されるポイントがいくつかあります。

ここでは住宅ローンの審査において、確認されるポイントをそれぞれご紹介していきます。

①組もうとしている住宅ローンの金額

住宅ローンの借り入れ金額の上限を決める指標のひとつに「返済負担率」というものがあります。返済負担率とは、年収に対して1年間の返済額の割合のことを指します。金融機関ごとに返済負担率の基準は異なりますが、この返済負担率に収まる額であれば、お金を貸してくれる機関が多くなっています。

そしてこの返済負担率は一般的には年収の30%以下に設定されているようです。例えば、年収400万円の人であれば、100万円が年間で返済できる上限額となります。なおこの返済負担率には住宅ローンだけでなく、今抱えている借金も含まれます。

②勤務先

名前を聞いてもピンとこない中小企業よりも、名前を聞くだけで分かるような大企業の方が銀行も安心してお金を貸すことができると言って良いでしょう。銀行は貸したお金がきちんと返ってくるかどうかを審査しています。安定している企業の方が安定した収入があると考えられ、滞りなく返済できると判断される傾向があります。

しかし明確な基準が存在しているわけではありません。勤務先が大きいか小さいかではなく、安定した収入があり滞りなく返済できることが証明できるかどうかが重要です。

③雇用形態と勤続年数

雇用形態と勤続年数も住宅ローンで確認される重要なポイントです。派遣社員や契約社員よりも正社員として働いている方が審査は通りやすくなります。

そして勤続年数に関しても長ければ長い方が「安定している」と判断されやすいです。一般的には勤続年数が3年以上でないと審査に通るのは難しいと言われています。転職したばかりの方やあまりにも転職が多い方だと不利になる可能性が高くなります。

また大企業に勤務しているが転職を何度も繰り返している方よりも、中小企業に勤務しているが長期間勤務している方の方が、信頼してもらうことができると言っても良いでしょう。

④現在の年齢

住宅ローンは年齢が若い方が通りやすいと言えるでしょう。50歳以上の場合は審査に通らない可能性もあるので注意が必要です。

例えば、50歳の方が20年の住宅ローンを組むと、返済完了の頃には70歳となってしまいます。現在の収入が高く安定していたとしても、10年後の60歳、20年後の70歳で同じ収入があるとは言えませんし、退職してしまっている可能性も高いです。

住宅ローンの審査において重要なことは、最後まで返済する力があるかということです。年配になってからのローンは資産の有無や、退職金がそれなりにあるなど、何か安心材料が必要となるでしょう。

⑤保証人の有無

住宅ローンを借りる際、保証人が必要ない場合があります。それは購入する住宅そのものを担保とした場合です。また最近では保証人を立てるのではなく、保証会社を利用することが多くなっています。金利に保証料をプラスすることで、保証会社が保証人の代わりとなり、返済が困難になった際にはローンの返済を代行してくれます。

一方で、保証人が必要となる場合もあります。それは「夫婦の収入を合算してローンを組む場合」「親名義の土地に家を建てる場合」「ペアローンを利用する場合」「土地や物件が共同名義の場合」などの場合です。

保証人が必要となった場合、その保証人になる方の信用情報が確認されることになります。保証人に借金や金融事故の記録があれば、ローンの審査に影響してしまうことになるでしょう。

100万円の借金があるとき住宅ローンの審査で気になる点

借金が100万円あったとしても、住宅ローンの審査に通る可能性は十分にあることは分かりました。それでも住宅ローンの審査で気になる点もまだあるでしょう。

ここでは借金が100万円ある人が住宅ローンを組む時に「借金の種類が影響するのか」「家族に借金の存在がばれないか」という2点について解説していきます。

ギャンブルなど不必要な借金を重ねていると住宅ローンの審査に影響する

教育ローンやカーローンは目的が明確であり、必要な借金なので住宅ローンの審査には問題ありません。しかしギャンブルでの借金やクレジットカードで限度額いっぱいいっぱいのキャッシングをしている人であれば、「お金にだらしない人、お金の管理ができていない人」と捉えられてしまい、お金を貸すことはできないと判断されてしまう可能性があります。

金融機関は借りることになるお金の総額や収入なども判断材料としますが、その人がどのようにお金を使っている人なのかということも判断材料としています。

住宅ローンの審査では家族に借金の存在はばれない

住宅ローンの審査の申し込みの際に借金の詳細を記入する必要があり、家族に知られてしまうのではないかと心配することもあるかもしれません。しかし、借金の存在が家族にばれることはないのでご安心ください。

金融機関は審査に通ったかどうかを知らせるだけで、通らなかった理由を知らせることはありません。そのため家族に内緒の借金があったとしても、そのことが家族に知らされるようなことはありません。

ただ借金を家族に知られたくないからと言って、借金を隠してローンの審査を申し込むことは絶対にやめましょう。金融機関は信用情報で借金の有無を確認することが可能です。万が一、虚偽の申告をしていた場合は審査に通らない場合があります。

消費者金融での借金だと住宅ローンの審査に通らない可能性大

100万円の借金があったとしても、住宅ローンの審査に通る可能性は十分にあります。しかし、消費者金融からの借金であった場合、住宅ローンに通らない可能性が高くなってしまいます。

なぜ、消費者金融での借金だと住宅ローンの審査に通らないのでしょうか。ここでは消費者金融の借金がどのように判断されてしまうのかをご紹介していきます。

銀行は消費者金融からの借金に対するイメージが良くない

銀行は消費者金融からの借金に良いイメージを持っていません。最近では大手銀行の傘下の消費者金融もあり、昔のように高すぎる金利を設定している会社も少なくなっています。なのに、なぜ消費者金融のイメージが悪いのでしょうか。

1つ目の理由として、カードローンは他のローンと比較し、利息が高い点にあります。カードローンでの借金があると、返済負担が大きいと考えられてしまいます。そして2つ目の理由として、カードローンの利用目的が生活費という場合が多いからです。生活に余裕がない人なのではないかと判断されることになってしまいます。

審査が甘い金融業者を利用していることで借金の背景を疑われる

消費者金融は銀行のローンよりも審査が甘い傾向にあります。その消費者金融を利用していることで、「銀行から借りることができないから、消費者金融を利用しているのだろう」「消費者金融からお金を借りるくらいだから、家計が赤字なのではないか」と判断されてしまいます。

何度も言いますが、銀行は住宅ローンの審査をする際に、「この人には返済能力があるかどうか」を判断します。消費者金融を利用していることで、「お金に余裕がない人である」と疑われることになってしまうのです。

金融ブラックだと100万円と言う借金額に関わらず住宅ローンの審査に落ちる

金融ブラックとは何か

金融ブラックとは、過去のお金に関するトラブルで信用が無くなってしまっている状態のことを指します。ローンを組んだり、借金をしたり、クレジットカードを利用したりすると、信用情報に記録が残されます。

そして借金の返済が遅れたり、債務整理を行ったりする金融事故があると、この信用情報にその事実が記載されます。このように金融事故を信用情報に記載されている状況をいわゆるブラックリスト入りと言います。

金融ブラックになるとこんなデメリットがある

金融ブラックになってしまうと、その情報が一定期間(5年~10年)記載されてしまいます。そして金融機関はローンの審査を行う際に信用情報を必ず確認し、金融事故の記載がある人にはお金を貸しません。

つまり、金融ブラックになると新しくカーローンや住宅ローン、カードローンなどでお金を借りることはできませんし、クレジットカードを新しく作成することもできません。またスマホの機種代の分割払いを選択することもできません。

昔に比べ住宅ローンは借り易くなっている

現在、住宅ローンは超低金利で、マイホームを購入するチャンスであると言ってもよいでしょう。フラット35の金利で見てみると、バブル期は5.5%であったのに対し、現在は返済期間を最長の35年で設定しても1.5%となっています。

これは3000万円の借り入れで計算すると利息分だけでも、2900万円以上も安くなっている計算となります。

高齢化社会でローンの利用者が減り顧客の獲得を重要視しているから

最近は少子高齢化社会となり、昔と比べてローンの利用者が減っています。さらに住宅ローンといえば、「結婚して子供ができた」「子供が増えた」ときのマイホーム購入の際に利用するものですが、最近では女性の社会進出に伴い、晩婚化が進んでいる状況です。

このように銀行はなるべくたくさんの人にお金を貸したいと考える一方で、ローンの利用者は過去と比べて減ってしまっている状況です。そのため昔と比べると、住宅ローンのハードルは比較的低くなっていると言えるでしょう。

住宅ローンの審査の前には借金をしない方が無難

いかがでしたでしょうか。

借金があったとしても住宅ローンの審査が通らないわけではありません。しかし借金があるよりもない方が審査に有利であることは確実です。マイホーム購入を検討しているのであれば、住宅ローンの審査の前に借金をしない方が無難と言えるでしょう。

また借金がある場合は、住宅ローンの審査を通す前に完済しておくことをオススメします。もし借金を返せない場合は頭金を多めに用意しておくなどし、借入金額を抑えるようにしましょう。

住宅ローンは額が非常に大きく、長年付き合っていくものです。自分が無理なく返済していくことのできる額に留めるようにしましょう。