借金60万円は債務整理すべき?60万円の返済方法と債務整理のタイミングとは

何か

60万円の借金は、債務整理すべきなのでしょうか。60万円の借金は、借金にしてはそこまで高額ではない気もしてしまいますが、そんなことはありません。

60万円といえば、家賃5万円でも1年分、中古であれば車だって余裕で買える値段です。そんな60万円の借金の返済方法と、債務整理のタイミングについて、見ていきましょう。

60万円借金した場合利息は?総返済額はいくらになる?

60万円の借金は、債務整理すべきなのでしょうか。それを考えるために、まずは60万円借金をした場合、利息がどのくらいになるのかみてみましょう。また、総返済額はいくらになるのでしょうか。金利が15%の場合と、金利が18%の場合を比較してみていきましょう。

金利15%の場合

まず、60万円の借金の金利が15%の場合を考えていきましょう。

返済を2年で終わらせるには、月の返済額が29,091円、約3万円支払う必要があります。その場合返済総額は698,202円、つまり計約10万円の利息を支払うことになります。

返済を5年で終わらせるには、月の返済額が14,315円、約1万5000円支払う必要があります。その場合返済総額は856,422円、つまり計約25万円の利息を支払うことになります。

金利18%の場合

次に、60万円の借金の金利が18%の場合を考えていきましょう。

返済を2年で終わらせるには、月の返済額が29,954円、約3万円支払う必要があります。その場合返済総額は718,893円、つまり計約12万円の利息を支払うことになります。

返済を5年で終わらせるには、月の返済額が15,236円、約1万5000円支払う必要があります。その場合返済総額は914,124円、つまり計約31万円の利息を支払うことになります。

どの場合も、利息が10万円を超えてしまうため、返済はとても苦しいものとなると考えられます。この苦しい60万円の借金を返済することが難しいという方は、60万円の借金を減額して返済しやすくするために、債務整理を検討してみましょう。

60万円でも債務整理で借金を減額することができる

60万円でも債務整理で借金を減額することができます。債務整理とは、法的な手続きに則り、借金の返済の負担を軽くしてもらう制度です。債務整理の中にはいくつか方法があり、自分の状況に合ったものを選択することができます。60万円の借金を債務整理するためにはどの債務整理の手段があっているのか、見ていきましょう。

任意整理

任意整理とは、弁護士や司法書士などが貸金業者と交渉をし、利息を軽減してもらったり、支払いのスケジュールを長期にしてもらったりする手続きのことをいいます。裁判所を介さないため、比較的行いやすく、最もよく利用される債務整理の方法になっています。

なお、任意整理は借金の支払いを楽にするための手続きなので、借金そのものが減ったりすることはありません。借金そのもの、つまり60万円の返済義務はそのままに、利息だけ減らしてもらえる形です。

また、ブラックリストに載ってしまうことにも注意です。

個人再生

個人再生とは、裁判所を介し借金を3~5年の分割支払いにしてもらい、残りの借金は免除してもらうという手続きです。任意整理と自己破産の中間くらいの債務整理の方法というわけです。借金を原則5分の1程度にまで軽くしてもらえるので、返済の負担が大幅に軽減されます。

60万円の借金であれば5分の1は12万円、つまりほぼ残っている状態で個人再生の手続きをやり遂げることができたら、借金は12万円にまで軽減してもらえます。

しかし、裁判所を介す手間がかかる上に、住所氏名が官報に載ってしまうため、簡単に選択すべき手段とはいえません。また、借金を大幅に軽減してもらえるとはいえ、借金を完全になくしてもらうことはできません。ブラックリストに載ってしまうことにも注意です。

自己破産

自己破産とは、破産申立書を裁判所に提出し、免責許可をもらうことで、ほとんど全ての借金をなくしてもらう手続きです。債務整理中、最もメリットもデメリットも大きな手段になっています。自己破産では借金がなくなる代わりに、一定以上の価値のある財産は手放すこととなります。家や車などですね。また、一定期間職業にも制限があります。もちろん、ブラックリストにも載ってしまいます。

上記のようにデメリットの大きな債務整理の方法なので、頑張ればどうにか返済できる手立てがある方には、おすすめできません。他の債務整理の方法では難しい方向けの方法であるといえるでしょう。債務整理の最終手段として認識しておいてください。

60万円の借金は債務整理を選択していいのか

では、60万円の借金は債務整理を選択していいのでしょうか。60万円の借金は高額ではありますが、絶対に返せない額というわけでもありません。もちろん個人の状況にもよりますが、60万円の借金は債務整理をすべきか、悩むラインではないでしょうか。安易に債務整理を決めてしまわないよう、債務整理のデメリットについてもう少し見てみましょう。

ブラックリストに登録される

債務整理のデメリットとして、任意整理、個人再生、自己破産すべてにいえることすが、ブラックリストに登録されてしまうというものがあります。ブラックリストという名前はよく聞きますが、いったいどのようなものなのでしょうか。ブラックリストに登録されるとどんなことになるのか、確認していきましょう。

ローンが組めなくなる

ブラックリストに登録されるというのは、信用情報に事故情報が登録されることをいいます。借金をそのまま返済することができなかった、という記録が残ってしまうのです。

信用情報に事故情報が登録されると、新規ローンが組めなくなります。新規のローンが組めなくなると、家の購入や、車の購入が難しくなってしまいます。借金をそのまま返済することができない方であると、実質的に購入不可になってしまうといっても過言ではないでしょう。

新規の借り入れができなくなる

信用情報に事故情報が登録されると、さらに、新規の借り入れができなくなります。ローンが組めないというのは、高価な買い物をしないようにすれば、まだなんとかなるものです。しかし、新規の借り入れができなくなるというのは大きいです。お金というのは、急に必要になることがあるものです。急病に倒れて入院費用が必要になったり、災害の被害を受けて家を修理しなければならなくなったり、様々な事象が考えられます。そのとき、新規の借り入れができないとなると、これらはどうすることもできず、あきらめるしかなくなってしまうのです。

ブラックリストに載ると、ただ信用情報に事故情報が登録されるだけでなく、以上のような問制限がかかせられるのです。

弁護士費用がかかる

また、債務整理というのは法的な解決手段です。個人で行うことも禁止されてはいませんが、手続きの難解さ、用意する書類の多さ、交渉のラインの見極めなど、一般人には難しい問題が多く、弁護士や司法書士などに依頼するのが一般的です。

弁護士や司法書士に依頼するとなると、依頼料がかかります。その金額は安いものではなく、難しい債務整理の方法となると、基本的に数十万という金額がかかってしまいます。その費用が債務整理によって削れた金額よりも少ないものであると、結果的に損をしてしまうことになるのです。この場合、細霧整理は大きなデメリットとなってしまいます。

債務整理のデメリットが大きいなら60万円の借金は自力で返済することを目指す

頑張る

債務整理のデメリットが大きいならば、60万円の借金は自力で返済することを目指すことをおすすめします。債務整理のデメリットは、上記の通り、小さいものではありません。今返済が苦しいからと容易に債務整理を行うのではなく、しっかりとメリット・デメリットを検討するようにしましょう。そのうえで、債務整理のデメリットが大きいと判断した場合には、60万円の借金は自力で返済することを目指しましょう。

60万円の借金を自力で返しながらローンを組むことができる

60万円の借金を自力で返済する場合、債務整理を行わないということなので、しっかりと返済を続けている限り、ブラックリストに載ることはありません。そのため、借金を返済しながらローンを組むことも可能となるのです。

機会があり、家を早急に購入することとなった場合や、車を購入する必要ができた場合などは、ローンを組むことができないと難しいですよね。債務整理を行わず、60万円の借金を自力で返済する場合であれば、ローンが組めるので、そのような緊急の事態にも対応できるというメリットがあります。

完済までの道のりが現実的

60万円の借金を自力で返済する場合、完済までの道のりが現実的になります。債務整理には弁護士や司法書士などの依頼料がかかるのはもちろんですが、手続きにも時間がかかるうえ、必ず手続きを成功させることができるとは限らないのです。そのため、60万円ほどの借金であれば、安定しない返済計画になってしまう債務整理を行うよりも、自力で返済したほうが現実的な道のりであると考えられます。

これらのように、債務整理は一見借金返済がとても簡単になるよい手続きですが、実際は小さくないデメリットがあるのです。債務整理のデメリットが大きいならば、60万円の借金は自力で返済することを目指すことをおすすめします。

60万円の借金を返済する方法

では、60万円の借金を自力で返済しようとした場合、どのような方法を使うべきでしょうか。60万円の借金を自力で返済しようとした場合は、やはり、普段から気を付け、地道にコツコツとお金を作ることが最も良い方法だと考えられます。どのような点に気を付ければよいのか、考えていきましょう。

借入先と借入額を把握する

60万円の借金を自力で返済するための方法の一つとして、まず借入先と借入額を把握することが考えられます。1つの貸金業者からしか借金をしていない方はあまり気にしなくてよいですが、中には複数の貸金業者から借金をしている方もいます。その場合は、借入先と借入額の把握をしっかりと行うようにしましょう。それをすることで、どちらをどれほど優先して借金返済すれば最も安く済ますことができるのかなどを考えることができます。

また、多くの貸金業者から借金をしすぎていて把握が難しいという方は、おまとめローンの利用も検討してみるようにしましょう。

毎月の収支を見直す

60万円の借金を自力で返済するための方法の一つとして、次に、毎月の収支を見直すことが考えられます。毎月の収支を見直すことで、意外なところで無駄遣いをしてしまっていることや、まだ削れる部分が見えてくるようになります。

最近は家計簿やお小遣い帳のアプリなども多いため、そのためにわざわざ家計簿などを購入する必要はありません。また、毎月の収支を見直すことが目的なので、そこまで丁寧に行うのが難しいという方は、裏紙に書き留めるだけでも効果はあります。

節約して毎月の返済額を増やす

毎月の収支を見直したらば、節約して毎月の返済額を増やすようにしましょう。数回ジュースを買うのを我慢し、その額を毎月追加で返済に充てるだけでも変わります。返済額を増やせば、必要になる利息は減額します。嗜好品はその浮いた分の金額で、借金を完済してから購入するようにしましょう。そうすれば、嗜好品に充てた額の合計は同じでも、返済する借金の金額分得をすることができます。

副業や短期バイトで収入を増やす

また、60万円の借金を自力で返済するための方法の一つとして、副業や短期バイトで収入を増やすことが考えられます。これは毎月の収支を見直し、節約して毎月の返済額を増やすことと同時に行うことで、さらに効果を発揮することができます。無駄を減らしつつ、お金を増やすのです。

最近は副業が流行っているため、ちょっと調べてみるだけで、様々な仕事が出てきます。スマホ1台でできるもの、スキマ時間だけで行うことができるものなどもあるため、まずは調べてみることをお勧めします。

金利が低いローンに借り換える

さらに、60万円の借金を自力で返済するための方法の一つとして、借金自体を見直すことも考えられます。借金の金利は様々なので、場合によっては他の貸金業者に借り換えたほうが得になることもあります。また、上述したおまとめローンなどで、複数の貸金業者からしている借金をまとめてもらうと、借金の総返済額が減ることもあります。

もちろん、金利の低いローンに乗り換えようとしたり、おまとめローンを利用するほうが損をする場合もあるため、利用する前にしっかりとどんなものかを自分で確認することが大事です。信頼できる身近な方に相談するのもいいでしょう。

親や友人にお金を借りて返済に充てる

上記の60万円の借金を自力で返済するための方法すべてを行ったうえで、まだ返済が厳しいという場合や、どうにかもう少し返済したいという方は、親や友人にお金を借りて返済に充てることも検討しましょう。親や友人からの借金であれば、利息を求めないでくれたり、貸金業者よりも低い利息で貸してくれる場合も少なくないためです。

しかし、そうやって親や友人にお金を借りて返済に充てた場合も、必ず親や友人に借りたお金を返済するようにしましょう。お金が大事なのは誰でも同じで、親や友人はそのうえであなたを信頼し貸してくれたにすぎません。もし返さずなあなあに終わらしてしまった場合、次にまた急に病気で大金が必要になったりしたときにお金を貸してくれる人はいなくなってしまいます。信用はお金よりも大事で、きれいごと以上にメリットのあるものです。その信用を裏切ることは何よりもデメリットが大きい行為ですので、相手が親や友人であったとしても、借りたお金はしっかり返すようにしましょう。

60万円の借金で債務整理をする場合はよく考えて判断しよう

60万円の借金で債務整理をする場合は、よく考えて判断するようにしましょう。返済が苦しい借金であったとしても、債務整理を行えば必ずしも楽になるというわけではありません。債務整理にはメリットもデメリットもあり、自力での返済にもメリットとデメリットがあるのです。債務整理と自力での返済のメリット・デメリットを比べ、どちらがより自分にとって得になるのかをしっかりと考え、計算し、そのうえでどうやって返済していくかを決めましょう。

60万円の借金であれば、債務整理はデメリットになってしまう場合が少なくないです。そのうえで債務整理を行うと決めた場合には、弁護士や司法書士などの専門家に相談し、必ず手続きを成功させられるようにしましょう。専門家費用を削った結果手続きに失敗し、結果的に費用が高ついてしまったとなれば、それが最ももったいないです。確実に、最も楽に60万円の借金を返済できる方法を選びましょう。