奨学金で400万円の借金を抱えた社会人が無理なく返済するためには

シミュレーション

大学生活から離れれば、奨学金の返済が始まりますね。400万円という大きな額は、社会人になりたての人にとっては、気が遠くなる金額でもあります。

そこで、この記事では奨学金で400万円の借金を抱えた社会人が無理なく返済するためにはどうすればいいのか、返済に困ったときの方法などを紹介していきます。

社会人1年目から奨学金400万円の借金返済が始まる

奨学金400万円の返済は、社会人1年目から始まります。進学のために借りたお金であり、すでに使用しているものなので、必ず返済しなければならないものです。奨学金400万円の借金返済について、詳しく見てみましょう。

奨学金は卒業後毎月返済が必要な借金

奨学金は一時的に借りているお金なので、借金であることに変りはありません。そのため、当然のことですが学業を終え社会人になると、400万円の借金返済の義務が生じます。

選択した返済方法によって多少変わりますが、基本的な返済方法では卒業後毎月奨学金を返済する必要があります。これは学生支援機構によって定められていることなので、決められたときに返済しなければなりません。

初回引き落としは卒業年の10月27日

奨学金400万円をきっちり返済していくためには、借金返済がいつから始めるのかを予め把握しておく必要があります。奨学金返済のための初回引き落としは、卒業年の翌月から数えて7か月目の27日に設定されています。つまり、3月に卒業したなら4月から数えて7か月目の10月27日が初回の引き落とし日です。10月27日からは、否応なしに毎月の借金返済生活が始まることになります。

半年間の間引き落としが始まらないのは、社会人としての新生活に慣れるまでの間猶予が設けられているからです。しかし間が空くことで引き落としが始まることを忘れている人も見受けられますので注意が必要ですね。リレー口座に登録したものと給料の振込口座が違うと前者の残高次第では引き落とされず、債券会社から電話が来ることになるので口座については事前に把握しておくことが必要です。

引き落としが始まる前に返済計画を練ろう

前述したように、卒業年の10月27日から毎月借金400万円の返済が始まります。社会人になってから半年経った頃なので、その頃には自分の生活費がどのくらい必要なのかも分かっているはずです。

今までの生活費に加え、奨学金返済分が必要になることを考慮して、引き落としが始める前に返済計画を練っておきましょう。予め計画を立てておくことで、借金返済が始まっても焦ることなく返済していくことができますよ。

奨学金400万円の毎月の返済額はいくら?

何か

奨学金400万円を借金した場合、どのくらいの金額を毎月返済していかなければならないのでしょうか。予め返済計画を練るためにも、返済すべき額を把握しておきましょう。4年生大学と6年生大学に分けて紹介します。

4年制大学の場合

奨学金には、利息なしの第一種と利息ありの第二種がありますね。また、国立大学なのか私立大学なのか、進学形態によっても変わります。

4年制大学で400万円の奨学金を受けていたなら、併用で奨学金を受けているか第二種の奨学金で月8万円の貸与を受けていたことになります。

第二種奨学金を月80,000円で受けていたとすると、毎月の返済額は金利によりますが16,000円~21,000円ほどです。併用して奨学金を受けていた場合では、毎月の返済額は23,000円ほどになります。

6年制大学の場合

6年制大学の場合はどうでしょうか。貸与期間が4年制大学に比べて長くなりますので、その分返済期間が長くなります。第一種奨学金で400万円の奨学金を受けた場合の毎月の返済額は、16,000円ほどになります。

第二種奨学金で400万円の奨学金を受けた場合は、毎月の返済額は15,000円~20,000円です。4年制大学であれ6年制大学であれ、金利に違いはありません。ただ、6年生のほうが貸与期間が長く返済期間も長いため、総支払い額は大きくなっってしまいます。

奨学金400万円を無理なく返す方法

奨学金で借りたお金であるとは言え、400万円の借金を抱えるのは大変なことですよね。滞納してしまわないように、奨学金400万円を無理なく返済する方法を紹介します。

スカラネットパーソナルに登録して返済額を把握する

スカラネットパーソナルとは、日本学生支援機構が提供しているもので、ネット上で閲覧できる情報システムのことです。奨学金を給付中・返済中の人が自分の奨学金の情報を閲覧することができます。

スカラネットパーソナルでは、具体的に給付期間や毎月の返済額の確認が可能です。登録は簡単にできますし、気になればいつでもチェックができるので、400万の借金返済の計画を立てるのにも役立てることができます。

余裕がある月は繰り上げ返済をする

奨学金400万円の返済は割賦になっているため、毎月決まった額を支払わなければなりません。しかも、毎月の返済を10年以上に渡って行う必要があるのです。

400万円を無理なく返済するためには、返済の回数を減らすことも考慮しましょう。奨学金は低金利であるとは言え、金利がかかっています。そのため、返済を繰り上げて行えば金利分の返済額が減らせることになります。余裕がある月は繰り上げ返済をして、少しでも早く毎月の返済から逃れるのがおすすめです。

節約できる生活費がないか見直してみる

毎月の借金の返済がキツイ場合でも、奨学金の返済は行わなければなりません。借金の返済額を捻出するために、毎月奮闘しているなら、今一度生活費を見直してみるのがいいでしょう。

住宅費や食費など、毎月固定で必要なものは仕方がありませんが、気づかないところで無駄な生活費があるかもしれません。節約できる生活費を見直すことで、無理なく奨学金の返済ができる可能性があります。

収入を増やす

収入が十分ではなく生活費でギリギリの場合は、400万円の借金の毎月の返済に充てる費用がないこともあります。どんなに見直しても節約できる生活費がないなら、今以上の収入を得る必要があります。

副業したりアルバイトを掛け持ちしたりして収入を増やすことになりますが、会社によっては副業禁止のところもあるので、先にチェックしておきましょう。

毎月の奨学金返済が難しい場合は減額制度や期限猶予制度を利用しよう

社会人1年目から奨学金の返済が始まりますが、人によっては毎月の借金返済が難しいこともあるでしょう。とは言え、滞納してしまうと滞納金も生じてしまいます。そうならないためにはどうするべきなのか、対処法を紹介します。

減額返還制度

減額返還制度というのは、すでに定められている毎月の借金返済額を減額させる制度のことです。経済的な理由を含め、何らかの理由で現在の毎月の返済が厳しい場合に受けることができるものになっています。

もちろん、減額することで月々の返済が可能であることが大前提となり、減額した分に応じた返済期間が延長します。1回の届け出で減額制度の適用期間は12か月間となりますが、無理なく返済を続けることが可能です。

返還期限猶予

減額返還制度以外に、返還期限猶予というものもあります。返還期限猶予というのは、その名のとおり返還する期限を猶予する、つまり一定期間延期することができるものです。

病気や怪我、経済的に困難などの理由で毎月奨学金を返済するのが難しい場合、返済する期間を延期することで生活の立て直しを図ることができます。

元金や金利が免除されるわけではないので、借金自体がなくなるわけではありません。でも、延期することができればその間の生活は楽になりますよね。

奨学金が返せなくて自己破産する人もいる

実は今、奨学金が返済できなくて困っている人がたくさんいます。どうしても借金を返済することができず、自己破産する人も稀ではありません。

社会人になって一人暮らしを始めたが支出が多く消費者金融から借金をした

社会人になると、一人暮らしを始める人もたくさんいますね。一人暮らしを始めると生活費を自分で賄う必要があるため、意外に支出が多いことが分かります。

奨学金が返せずに自己破産する人は、今までの生活から抜け出せず支出が多すぎて、消費者金融から借金したということが挙げられます。

奨学金400万円も立派な借金なので、消費者金融から借金をすると多重債務になってしまうのです。一見、新しく借入すると奨学金の返済が楽になるように思うかもしれません。でも、これは借金が増えるだけの結果になってしまいます。

大学卒業後アルバイトで仕事をしているが給料が低く返済に充てられない

奨学金400万円の借金で自己破産してしまうもう一つの理由は、経済的なものです。卒業して社会人になったとは言え、すべての人が就職できるとは限りません。中には、就職先が見つからずにアルバイトで生計を立てる人もいます。

大学卒業後アルバイトで仕事をしている人は、給料が低く返済に充てられないということもあるでしょう。しかもアルバイトでは何の保証もないので、急に失業に陥る可能性もゼロではありません。収入がなくなれば返済することができなくなりますので、自己破産を選ぶしかないということもあるでしょう。

消費者金融から借金して返済することはNG

連帯保証人になってはいけない

奨学金400万円の借金で自己破産するケースに、消費者金融からの借金を挙げました。なぜ、消費者金融からの借金が良くないのかというと、大きな理由は奨学金に比べて利息が高いからです。

奨学金は低金利なので、消費者金融で同じ400万円を借金したとしても、総額の借金額にはかなりの違いがあります。また、消費者金融は遅延金も高いため、万が一返済が遅れると高額請求されてしまうことになります。そのため、消費者金融から借金して奨学金の返済に充てるのはNGなのです。

400万円の奨学金を無理なく、早く返して借金から解放されよう

奨学金400万円の借金を抱えた社会人が、無理なく返済するための方法を紹介しました。金利が低いとは言え、奨学金の返済で生活が困難になり、自己破産をする人も少なくありません。

400万円の奨学金による借金を無理なく返済するためには、事前にしっかりと計画を立てることが大切です。返済が困難になったときは猶予制度などの利用も検討しましょう。無理なく400万円の奨学金を返して、早く借金生活から解放されましょう。

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