借金完済後の住宅ローン審査は通る?【審査落ちするパターンとは】

過去にしていた借金。「完済していれば大丈夫だろう」と思っていませんか?実は借金を完済していても、住宅ローンの審査に落ちてしまう可能性があります。

なぜ、借金を完済していても住宅ローンの審査に影響が出てしまうのでしょうか。その詳細について今回は詳しく解説します。

借金を完済後でも住宅ローンの審査に影響する可能性がある

住宅ローン

20代は人生の転換期を迎えることが多く、住宅購入を考えている人もいるのではないでしょうか。住宅という大きな買い物をするにあたり、住宅ローンを検討されている方もいるかもしれませんね。

住宅ローンを申し込む時に気になるのが、過去にしていた借金です。その借金、完済していれば問題ないという訳ではありません。

たとえ借金を完済していた場合でも、住宅ローンの審査に影響する可能性があります。どのような場合に借金の完済が住宅ローンに影響を及ぼすか、気になるところですよね。詳しく見ていきましょう。

借金完済後に住宅ローンの審査に落ちてしまうパターン

どうなる

借金を完済したにも関わらず、住宅ローンの審査に落ちてしまうのは悲しいですよね。

そもそも、なぜ審査に落ちてしまうのでしょうか。その理由を解説していきます。下記の項目に当てはまる方は、審査に落ちる可能性が高いといえるでしょう。

借金返済時に滞納してしまった期間がある

借金を返済する時に、2ヶ月~3ヶ月の長期に渡って滞納をしてしまったことはありませんか?数日の滞納ではペナルティも課されませんが、61日以上または3ヶ月以上の滞納があった場合、事故情報として記録される可能性があります。

事故情報として記録されてしまうと、最短で5年、最長でも10年間は新規でローンを組むことが難しくなるでしょう。当然のことながら、住宅ローンの審査通過も厳しくなることが予想されます。

また、意外な盲点となるのが携帯電話端末の未払いです。分割払いで支払われている方が多いでしょうが、こちらも3ヶ月以上滞納すると事故情報として記録されてしまうので気を付けましょう。

債務整理をして返済した

債務整理(自己破産・個人再生・任意整理などの法的な手続き)を行い借金の負担を軽減して完済した場合、事故情報に記録される可能性があります。事故情報に記録されてしまうと、先程のケースと同様、住宅ローンの審査に落ちてしまう可能性が高まるといえるでしょう。

どの債務整理手続きを行ったかによって、信用情報機関ごとに登録される期間も異なります。債務整理を行って借金を完済した場合は、登録される期間を各信用情報機関に確認してみることをおすすめします。

借金を完済しているのに事故情報があると一生ローンが組めない?

先ほど、借金の返済が遅れたり債務整理を行ったりした場合、事故情報に記録されることがあるとご説明しました。しかし、事故情報も一生記録されている訳ではありません。もし事故情報が残り続けてローンを組めない状態が続けば、住宅購入を考えている人にとってはあまりにも酷ですよね。「事故情報は残っているけど、住宅ローンを組みたい!」という方は、下記の方法を検討してみましょう。

住宅ローンの審査を申し込むまで5年間空ける

事故情報の記録が残る期間は最短でも5年、最長で10年間とされています。各信用情報機関によって登録される年数も異なりますが、最低でも5年経過しなければ事故情報が消えることはありません。

事故情報が消えたあとは、住宅ローンの審査にも影響がないと考えて良いでしょう。事故情報が10年間残るものに関しては、その情報が消えてから審査に申し込むようにしてください。

5年~10年という期間は非常に長く感じますが、今までのお金の使い方を振り返るには最適な期間といえます。この期間を通じて、借金を繰り返さない生活を身に付けると良いでしょう。

審査に甘い銀行に申し込む

事故情報があると、審査の厳しい銀行ではすぐに否決されてしまいます。もし事故情報がある状態で審査に通過したいのであれば「審査の甘い銀行に申し込む」という方法もあります。しかし、各金融機関によって住宅ローンの審査基準が異なること、銀行が審査基準を明確に公表している訳ではないことを考えると、一概に「ここの銀行の審査が甘い」と断言することはできません。

また、審査が甘い代わりに金利が高い、地域が限定されるといったデメリットもあるようです。もしクレジットカードに事故情報が記録されている場合は、審査が甘い銀行を探すよりも、記録が消えるまで待つことをおすすめします。

借金以外で住宅ローンの審査に落ちてしまうパターン

借金を長期に渡って滞納していた場合などは、信用情報に事故情報として記録が残ってしまいます。それが原因で住宅ローンの審査に落ちてしまうこともありますが、審査に落ちる原因は他にもあります。

借金以外の理由で審査に落とされないよう、以下の項目に当てはまる方は気を付けましょう。

返済負担率を超えている

年収に対して年間の住宅ローンの返済額が占める割合のことを「返済負担率」といいます。この割合が年収に対してあまりにも高いと、金融機関は本当に返済できるのかと懸念を抱きます。そのため、審査が厳しくなってしまう傾向にあるのです。

一般的に、20~25%が無理なく返済できる範囲だといわれています。申込みをする際には、申込み額に対して返済負担率が高すぎていないか確認すると良いでしょう。あくまでも無理のない範囲で返済していくことが大切です。

勤続年数が短い

勤続年数が1年未満など短い場合、返済能力に問題があると金融機関にみなされる可能性があります。最低でも1年以上は同じ勤務先で働く必要があるでしょう。

また、住宅ローンの申し込み条件には「勤続3年以上」と記載されている場合が多いようです。3年以上同じ勤務先で働いてから住宅ローンに申し込めば、勤続年数に関しては問題ないといえるでしょう。

勤続年数が短いからといって嘘の記載をしても、健康保険証の加入年月日などで入社日を確認するため、すぐにバレてしまうのがオチです。勤続年数が少ない場合、最低でも1年は同じ勤務先で働いてから申し込むようにしましょう。

健康状態が悪い

住宅ローンはすぐに返済できるものではなく、長い年月をかけて返済していくものです。もし返済中に体調を崩してしまったら、返済はかなり厳しいものとなるでしょう。そのため、住宅ローンの審査では健康状態も重視されます。

基本的には、団体信用生命保険と呼ばれる生命保険に加入できるかどうかが基準となっています。住宅ローンを申し込む時には、ほとんどの金融機関で加入が義務付けられているようです。

身体的な病気だけでなく、精神的な病も加入が難しいケースがあるので注意が必要です。もし健康状態に不安がある場合は、こちらの保険に加入せずとも申込みが可能な金融機関を検討してみると良いでしょう。

クレジットカードを1枚も持っていない

今までにクレジットカードを作ったことがない人は、入会審査の時に返済能力があるかどうかを判断する「クレジットヒストリー(クレヒス)」といわれる利用履歴がありません。クレヒスがないと判断材料が少なくなってしまうので、住宅ローンの審査でも落ちる可能性が高くなります。特に30歳を過ぎてもクレヒスがない場合は注意しましょう。

また、クレジットカードの審査に落ちてしまったため、カードを作れなかった人も注意が必要です。カードの審査に落ちてしまうようであれば、当然住宅ローンの審査にも通過できない可能性が高いといえます。まずは審査に落ちた原因を探り、それを解消した上で住宅ローンにも申し込むべきでしょう。

消費者金融のカードを複数枚持っている

消費者金融のカードを複数枚持っていたら、借金癖があると思われても仕方ないでしょう。たとえ完済して契約が終わっていても、過去に複数の契約をしていた、頻繁に借入れをしていたといった情報が残っているようであれば、住宅ローンの審査にも影響があります。

将来また借金をするリスクが高く、貸し倒れのリスクも高い人に対し、住宅ローンを組んで欲しいと考える金融機関はまず存在しません。計画的に返済をするのは難しいと判断されてしまうため、審査に通過することも厳しいでしょう。

借金完済後に住宅ローンを組みたい場合は担当者に詳しく相談してみよう

借金を完済した後でも住宅ローンを組むことは可能です。しかし、場合によっては審査に影響が及ぶことも考えられます。

インターネット上には審査に通過した口コミなどもありますが、個々でケースが異なるため、信ぴょう性に欠ける部分があることも否めません。住宅ローンを組みたいのであれば、まずは担当者の方に詳しく相談してみましょう。