高齢者でも借金は返済できる?どうやって解決すべき?

借金問題は別に若年者や現役世代に限った問題ではなく、高齢者においても起こり得る問題です。特に高齢者であれば、年金に頼る生活をしており、借金の返済に大きく不安があると思います。

高齢者がなにか解決に向けての方法はないだろうか、この場合世代を問わず、やはり債務整理が非常に有効な手段ではないでしょうか。今回は、高齢者の借金問題について、詳しく解説していきたいと思います。

Table of Contents

高齢者の借金返済は厳しい

何も借金は現役世代だけがするものではなく、昨今は高齢者による借金が大きな社会問題となっています。

また生活が苦しく、借金をしたとしても収入が少ないために中々返済することができないというケースも多いのです。

定年後に大きく収入が減る

定年を過ぎると、どうしても現役時代に比べて大きく収入が減ることになります。そのため、借金をしたとしてもその返済に困ってしまう傾向にあります。

また借金をするほどですから貯蓄もないということも意味し、老後の生活に大きく不安が残ります。

年金の受け取り開始年齢が引き上げになった

高齢者にとって、年金は生活の中心となる収入源になります。

しかし、その年金の受け取り開始年齢が引き上げられている場合、高齢者はたちまち生活に困ることになります。

そうなれば定年後も働く必要もあるでしょうし、とても余裕のある生活とは言えないはずです。

返済年月が長く取れない

人はいつ亡くなるかなんて分かりませんが、高齢者になると必然的にその可能性が若年者よりも高いことは事実です。そのため、実際に借金をしても返済に掛けられる年月が若い人に比べて少ないがために、完済前に亡くなるなどということになれば、相続人にその借金を残してしまうことになってしまいます。

高齢者の借金には、そのようなリスクがあるということを頭に入れておきたいですね。

最近は高齢者の借金による老後破産が問題に。その原因は?

老人

現在の高齢者の約4割近くが、生活保護基準より低い収入で生活しているというデータがあります。このような状態を、老後破産といって、そのうちの単身世帯でみると、約1/3が生活保護を受給している状況となっているのです。

なぜ老後破産状態になるのか、理由について、以下それぞれ解説していきます。

受け取れる年金が少なくなっている

現在の日本において大きな問題となっている年金問題ですが、現役世代が将来的に年金をもらえないのではないのかという部分に注目されがちです。しかし実際に年金を受給している人も、年金受給額が少なくなってきている背景があります。

そのため、多くの高齢者世帯では低収入で生活することを余儀なくされ、生活が困窮しているということになります。定年を迎えた高齢者にとって年金は生活するための重要な収入源ですから、死活問題です。

給与をもらっていたから生活水準を落とせない

現役時代の給与をもらっての生活が長期間続いていると、実際に退職して年金生活に入ったとしても、中々生活水準を落とせないということが多いです。

もちろん年金生活のほうが収入は低く、ある程度生活水準を落とさなければ、生活は困難な状態です。そのため、不足分を補おうと借金をしてしまうことにより、余計に生活は辛くなります。

子供や孫世代にお金を使いすぎる

高齢者は、これまでに数多のことにお金を使ってきているので、いまさら生活以外に用途はありません。そのため、自分の子供ないし孫にその用途を充てる人が多い傾向にあります。

結果必要以上に使いすぎてしまい、結果借金をしてしまうなんてことも少なくありません。

高齢者が借金を抱える理由とは

理由・原因

いくら年金生活だからといっても、生活レベルを落として、必要最低限の生活を送っていれば、そう困窮することはありません。しかし、高齢者が借金を抱えている理由は、とても様々です。

住宅ローンが残っている

現役時代に住宅を購入した場合は、その返済期間が長期になるので、年金生活に入ってからも完済していないことがあります。おそらく毎月の返済額も現役時代の収入で決めていることが多く、年金生活となった状態においては、その負担が大きくのしかかることになるはずです。

なので、住宅ローンを組む際は、老後のことも加味して決めたいものです。

自宅をリフォームした

住宅は年月と共に劣化していくもので、生活する上で致命的な欠陥があれば、老後になってからリフォームをしなければならない場合も発生するはずです。その際には、多額のお金が必要になるので、借金をしなければならない場合があります。

老後において、少ないお金でやりくりをしていく中では、非常に大きな支出となりますね。

若い頃の借金を返済できていない

現役時代にした借金の清算が済んでおらず、老後になっても返済を続けている場合は、経済的に非常に苦しいですね。できれば、現役時代に清算しておきたいもので、利息などを考えれば、まとまったお金ができたときに解決したいものです。

場合によっては、債務整理による解決をする必要があるかもしれません。

詐欺に遭って借金を抱えた

このご時世高齢者を狙った詐欺犯罪はまだまだ減らず、毎年一定数の被害者を出しています。実際に被害にあった高齢者は、詐欺により失ったお金によって、生活が困窮することも珍しくないです。

日頃から詐欺犯罪に対する警戒を強めて、被害に合わないようにしていきたものですね。

返済できないまま高齢者が亡くなっても借金は消えない

連帯保証人になってはいけない

借金を抱えた状態で、債務者が亡くなると、その借金は次の世代へと引き継がれます。決して、亡くなったから、借金も無くなるわけではないのです。

債務者が死亡すると保証人に返済責任が移る

債務者が死亡すると、その借金は保証人または連帯保証人に引き継がれることになります。保証人や連帯保証人は、債務者の連帯責任を負う立場にあるので、債務者が死亡して返済が不能になれば、当然その権利は移ることになります。

そのため、保証人や連帯保証人に迷惑をかけないためにも、亡くなる前に借金の解決を図りたいところです。

債務者が死亡していると債務整理ができない

借金の解決に有効とされる債務整理ですが、実際に債務者が死亡しているとできません。そのため、債務者は亡くなる前に、債務整理をしておく必要があります。

返済が苦しくなった時点で、早急に債務整理をしておきたいですね。

借金などの負債も相続の対象になる

被相続人が亡くなれば相続人にその財産の相続する権利が発生しますが、借金などの負債も同様に相続する権利が発生します。

要するに、相続人は被相続人の財産を相続するのであれば、同じように借金なども引き継がなければならないということです。

財産だけを引き継ぐといったことはできないので、仮に借金などの負債を放棄したいのであれば、財産も放棄しなければならないのです。

こんなケースは高齢者の借金は債務整理で解決した方が良い

借金はできるだけ、自力で返していくことにこしたことはありません。しかし、日々の生活を苦しめてまで、その返済を続けていくことはないと言えます。特に高齢者であれば、その金銭的負担が他の部分への負担にかえっていくことになり得ます。

返済目処が立っていない

借金を返済していく上では、ある程度の返済目途というものが立てられるはずです。しかし、低収入で返済額の捻出が難しいなどの場合であれば、その返済目途も明らかではないと思います。

そういった場合であれば、自力での借金解決を諦め、債務整理を選択するようにしたいですね。

完済まで健康寿命を大きく上回る時間がかかる

現在の借金と、これからの返済計画を鑑みて、計画上の完済時期が健康寿命を大きく上回る場合、借金の完済ができない可能性が高いです。そのため、債務整理によって、完済時期の大きな短縮を図りたいところです。

仮に借金の清算ができないで、亡くなってしまうと、残された人に多大な迷惑がかかってしまうので、責任感のある債務者であれば、迷わず選択するはずです。

現時点で病気を患っている

借金があるが、現在病気であるのであれば、そのまま死亡してしまう可能性もありますし、闘病中に返済していくことは困難を極めます。こうなった場合は、債務整理での解決しか前に進む方法はないと考えられます。

借金問題を解決する目途が立てば、闘病に集中できることにもつながります。

健康な今のうちに債務整理を行おう

返済できるうちに、債務整理を行うことで、早めの借金問題の解決が図れ、その後の生活を謳歌することができます。確かに病気などによって、完済の危機を感じて実行に移すことは大切ですが、何事も早めに対策が必要です。

債務者が亡くなってからでは、債務整理はできないので、周囲の人も早めの債務整理を勧めてあげたいですね。

こんな状況の高齢者は債務整理を行うと生活が楽になる

債務整理という方法は、決められた収入で生活を強いられる高齢者にとって、非常に有効な手段です。特に以下のような高齢者にとっては、一気にその生活が楽になると考えられます。

借金を返済しているが元金が減らない

借入先の金利が高い、または借金金額が多く利息が多いため、返済をしていても中々元金が減らない場合、債務整理が非常に有効です。債務整理の中に、任意整理という方法があり、借入先と話し合いによって、利息のカットが認められます。

なので、元金がなかなか減らないという人にとっては、完済に向けての目途が一気に立つことになります。

年金はあるが借金の返済に回すと生活が苦しい

根本的に借金を返済していくことが厳しいという人は、債務整理するしか打開策はないです。借金の返済は大事なことですが、それ以上に生きるための生活をすることが最優先事項です。

債務整理にも、いくつかの種類があるので、自分の状況に合った方法を選択していきたいですね。

高齢者が借金を債務整理しても年金が無くならない

高齢者が実際に、債務整理をするとして、年金が受給されなくなってしまうのではないのかという不安に苛まれることがあると思います。しかし、そこは問題ありません、債務整理をしたとしても、年金の受給は滞りなく行われます。

債務整理しても年金は支給され続ける

高齢者の収入の中心となる年金ですが、債務整理をしたとしても、その受給が制限されることはありません。その背景には、高齢者の多くが年金をアテにしている生活をしているため、制限を加えてしまうと、生活ができなくなる事態に発展してしまうからです。

なので、債務整理をする際に、年金の心配をする必要は全くないということになります。

年金が差し押さえの対象にはならない

年金を受給する権利は、決して差し押さえになることはなく、法律でその時効は、明記されており、禁止されています。しかし、年金が銀行口座などで支給された場合は、管轄が銀行口座になるので、差し押さえの対象となることがあります。

それを防ぐためには、裁判所において、差し押さえの禁止範囲の変更を申し立てる必要があります。

高齢者の借金は債務整理で解決しよう

高齢者は、現役世代の人たちと違って、その収入に大きな不安を残しています。そのため、高齢者の借金については、早めの債務整理が借金問題解決のカギです。

債務整理によって、年金の受給が制限されるなんてこともないので、気軽に行える解決方法となっています。おそらく知識もなく、何から始めて良いのかわからないと思いますが、各法律事務所においては、無料での相談を実施しているので、まずは相談してみることをおすすめします。