親にお金を借りなければならない状況もあるでしょう。
その時にどのように説明するのが良いのでしょうか。親からお金を借りるメリットやデメリットはどんなものがあるのでしょうか。
今回は、親にお金を借りると気に知っておきたいことすべてをまとめてご紹介いたします。
この記事では、親からお金を借りたいときの説得方法を紹介します。
- 利子や返済を考慮すると親から借りたほうが良い!
- 正直に用途と理由を説明しよう!
- あらかじめ準備してお願いをしてみよう!
親にお金を借りるときは、正直に借りたい理由を伝えることが何よりも重要
お金を借りる手段はいろいろありますが、何よりも安心安全な借入先といえば親から借りるという選択肢があります。
銀行や消費者金融などで借入を行うと、金利がついたり返済が滞ると最悪の場合信用情報に傷が付くことになります。個人で用立てることができるような金額であるなら、まずは親を頼ってみるのはいかがでしょうか。
▼お金を借りる言い訳を紹介!▼
お金を借りる理由と言い訳を紹介!身内や親に借りる時の注意点とは?
親からお金を借りるメリットは?
①友達や同僚相手より相談しやすい
お金の話ですから友達や同僚には言い出しにくいですよね。下手するとお金の貸し借りで友人関係が壊れてしまう可能性もあります。
親にも言い出しにくいのには変わりありませんが、親はあなたのことを心配をしてくれて、力になってあげたいと思っているはずです。
そしてきちんとした理由があれば、お金を貸してくれる可能性は高いのではないでしょうか。
②金融機関とは違い利子がつかない
借金には利子が付きます。銀行や消費者金融などはその利子で儲けを出しています。
親から借りた際は基本的には利子はないことがほとんとです。利子がない場合、返済の際は借りた額をそのまま返せばよいため、返済金額が少なくて済みます。
親から借りたお金を返すときに、利子として少し上乗せして返すこともあれば、親孝行などの行動で利子分を返すケースもあるようです。親子間での借金では、消費者金融のような年率で利子が付くのは少ないケースと考えられます。
③万が一のときは返済期限延長の相談もできる
設定した返済期限までに返済できそうにない場合、延長の相談ができるのは強みです。金融機関から借金をしている場合には、延滞料や利子が上乗せされますが、親から借りた場合には基本的にはそういったものありません。
返済期間の延長は多くの金融機関が受け付けてくれないでしょう。
親からお金を借りやすくするためにすべきこと
親からお金を借りやすくする方法はあるのでしょうか?
具体的にどのようにお願いをすれば、お金を出してくれる可能性が高まるのか考えてみましょう。
ポイントは下記の通りです。
- 正直にわかりやすく話すこと
- 返済計画を明確にすること
- 借用書を作ったり利子を払って「借金」の形にすること
①お金を借りたい理由を正直、かつ具体的に話す
なぜお金が必要なのかを正直に話しましょう。具体的にいつまでに、どのくらいの金額が必要なのかを伝えて、用立ててもらえるかを確認しましょう。
このときお金が必要な理由に嘘をついてはいけません。必要な金額も正しく伝えましょう。
②返済計画を事前に立て、お金を借りる際に伝える
お金を借りる際に、返済計画も合わせて話して返済見込みがあることを伝えましょう。返済の見込みが立っていれば、親もあなたにお金を貸しやすくなります。
③借用書を用意する
親子の取り決めですから口約束になってしまう場合がほとんどだと思います。
しかし貸し借りの内容を書面に残しておくことが必要になります。これは借入金額が高額になる場合、贈与税を発生させないための対策でもあります。
④利息を払う
先述に挙げた贈与税が発生しないようにする対策の一つでもあります。借金額が1年間に110万円を超えてしまう場合には、年利1~3%の利息を設定することで贈与税の課税を避けることができます。
110万円を下回る少額であれば利息の設定は必要ありません。
親からお金を借りにくい借金理由は?
親からお金を借りにくくなる理由は、どんなものがあるでしょうか。
- ゲームの課金や趣味の買い物など浪費に使う
- 悪徳マルチ商材やネズミ講など法律に抵触する商材に使う
- キャバクラやソープなど風俗に使う
- 競馬や競輪、パチンコなどのギャンブルに使う
- 飲み代や旅行代、デート代やホテル代など遊びに使う
- 株やFX、仮想通貨などの損をする可能性がある投機商材に使う
上記の理由であれば貸してもらうことは難しいでしょう。
犯罪に関わるものや公序良俗に反するものやギャンブルが理由だと、親も貸しづらいですよね。遊びに行くためのお金や趣味の買い物に使う場合も、自分でお金を貯めなさいと言われるかもしれません。
親からお金を借りるデメリットはあるの?
まずは返済期間を設けていないからといって親にお金を返さなければ、最悪の場合勘当されてしまうこともあるでしょう。
親子間でも金銭のやり取りをする場合は、親に甘えずに債務者としての責任を果たしましょう。
親からお金を借りるのは贈与と見なされるのか?
親からお金を借りたつもりでも、税務署から贈与扱いされて贈与税を支払わなければいけないケースもあります。借用書をしっかりと作成する、返済は銀行振り込みを使うなどの対策が必要になります。
年間110万円以下の場合は贈与税はかかりません。贈与と判断されても贈与税が徴収されないケースもあり、学費や生活費であれば年間110万円以上でも贈与税はかかりません。
住宅購入のために親から援助を受けた場合は、特例で非課税枠をもうけられることもあります。
親からお金を借りられないときは?
どのような理由があっても、親から借りることができない場合があります。親が貸せる資産を持っていない場合もありますし、子が成人していれば自分で解決すべきと考える親もいるでしょう。
この場合は銀行や消費者金融を利用する方が良いでしょう。
もし学生であれば、学生ローンは審査も通りやすく、金利も比較的安いので利用しやすいでしょう。
親からお金を借りるためには、相応の準備と態度が重要!
お金が必要になったときに親という存在は非常に助かりますが、安易な理由での借金やよろしくない態度で臨むのはやめましょう。一人の人間として真摯に借金を申し出ましょう。
借金をする上で、返済計画の準備とお金を借りることの心構えを持ちましょう。