ギャンブル依存症になると、借金をやめることは中々難しくなってしまいます。実際ギャンブル依存症は、借金地獄になる可能性が十分にあり、借金を完済したとしても、再び借金をしてしまう確率が非常に高いです。一度ギャンブルにハマると、そこから抜け出すことは容易ではありません。
今回は、ギャンブル依存症に陥ったら、どのように抜け出せばよいのかについて詳しく解説していきたいと思います。
ギャンブル依存症から借金地獄に転落する人は意外と多い!
借金をする理由は様々あると思いますが、中でもギャンブルが理由の借金は、お金を借りることを繰り返すケースが多く、借金地獄となりやすい傾向にあります。
ギャンブルは自分のお金の範囲内でできればなんの問題もありませんが、借金してまでギャンブルをするというような、自制が効かなくなっているのは大変危険です。このような人は、すでにギャンブルが趣味の範疇ではなく、依存している可能性が高く、借金をやめることはできなくなっています。
ギャンブル依存症になりやすい人の特徴
実際に、ギャンブルやる人が全員ギャンブル依存症になるわけではありません。ではどういった人が、ギャンブル依存症になりやすいのか、気になるところです。いくつか特徴についてまとめたので、以下について、それぞれ解説していきます。
ギャンブルしたい欲を自分ではコントロールできない
ギャンブル依存症の人は、衝動的にギャンブルをやりたいと思ってしまうようで、その欲を止めることはできないようです。ギャンブル依存症になる人の特徴として、直近まで趣味がなかった人が多く、たまたまギャンブルにのめり込んだ結果依存症となってしまう場合が多いです。
ギャンブルで勝つことに強くこだわる
なぜ負けてお金がなくなるギャンブルに没頭するのか、それは勝つ喜びを知っているからです。ギャンブルにおいて、勝ったときの脳には大量の幸福成分が分泌されるようで、脳がギャンブルを求めてしまっているということです。
そのため勝つことに強くこだわり、何度負けても、その姿勢は崩れることがありません。
いつかお金が増えると信じている
ギャンブルにおける負けとは、お金が減ることを意味しています。しかし勝ったときの恩恵を信じ、負ければ負けるほど、その思いは強くなっていきます。
どれだけ負けても、いつかくる大勝ちで相殺できるはずだと思い続けているのです。
お金の大切さを知らない
ギャンブルのような、お金の収支が不安定なものに熱中する人の特徴としては、やはりお金の価値をわかっていない人が多いです。お金の価値がわかっている人であれば、引き際もわかりますし、まずギャンブルのために借金はしません。
こういった人は生活自体が破滅している可能性が高い傾向にあります。
借金をすることに危機感がない
借金すること自体に危機感を感じていない人は、おそらく一番危険であると思います。借金がいくら増えようとも、返済ができないレベルになろうとも、変わらずお金を借り続けるのです。
こういった人は、完全に追い込まれるまで、自分の状況に気付かないので、気づいたときには手遅れとなります。
ギャンブル依存症で借金をしてしまった時の対処法4選
わかっていてもやめられないギャンブル、それがギャンブル依存症です。しかし自分の中で、このままではダメだと感じている人は、まだ救いがあります。ギャンブル依存症で借金をしたときの対処法について、解説していきます。
対処法①|節約して返済に注力する
まずは、ギャンブルを極力控えるように努力して、借金を少しずつでも返済していくことです。
ただ闇雲に返済していくだけではなく、支出を切り詰めて、節約しながら、そのお金を捻出することです。その中で、徐々に通常の生活に戻していくようにすることが必要です。
対処法②|親戚に肩代わりしてもらう
おそらく消費者金融などから借金していると思いますが、一度親戚に肩代わりしてもらうと楽です。
返済していく上で、ネックとなるのは金利ですので、金利がかからないようにすると、返済もスムーズに進むはずです。
また消費者金融の借金で下手を打ち信用情報に傷が付いては将来的なローン組みに影響が出てしまいますが、その可能性も防げます。
対処法③|おまとめローンで借金をまとめる
複数社から借入している場合は、金利の低い業者を使って、おまとめローンを利用してみるというのも手です。おまとめローンで借金の一本化をすると、今まで複数であった返済先が一つになり返済が楽になります。
また、一か所にまとめることによって、返済期間が長期になってしまいますが、金利は以前よりも低く抑えることができます。
対処法④|債務整理をする
借金で困ったら、その額次第では債務整理という選択がベストかも知れません。中でも、借金がゼロになる自己破産は、ギャンブルが理由でも、免責が下りる可能性があります。
全ての財産を手放す必要がありますが、すでにギャンブルによって生活が破綻しているのであれば、一度リセットする意味でもおすすめしたいです。
ギャンブル依存症を克服して借金地獄を抜け出す方法
ギャンブル依存症による借金は、結局返済すれば問題ありません。しかし問題はメンタル面で、借金を完済しても、ギャンブル依存症が改善されていないと、再び繰り返すのは必至です。
方法①|家族で交代して話を聞く
ギャンブル依存症になる人の多くは、やはりその寂しさから、ギャンブルに走るそうです。なので、まずは家族で交代しながら話を聞いてあげることが必要です。家族であれば、心を許し本音で会話できるはずです。
方法②|治療施設に入る
家族によるカウンセリングでも、あまり効果を得られなければ、専門機関の施設に入らせるという選択も必要です。この施設では、同じように依存症で苦しむ人が多くいるので、客観的に依存症の人と関わることで、ギャンブル依存症について再認識できます。
しっかりと自分と向き合うことができるので、更生率は高いです。
方法③|薬物療法
ギャンブル依存症は、病気ですが心の病気なので、薬物療法による治療では改善はできません。ここでいう薬物療法とは、ギャンブル依存症であれば、ギャンブルをしたいという気持ちを抑制させることが主です。
比較的重度の依存症患者において、この薬物療法は用いられます。
家族がキャンブル依存症で借金地獄に陥っていた時にしてはいけないこと
家族の誰かが、ギャンブル依存症になった場合、どのように対応するべきなのか、気になりますよね。まずは助けてあげたいと思いますが、中には当然してはいけないことがあります。
なんでそうなったかを一方的に攻める
ギャンブルにのめり込んだ結果、依存症となり、借金をしているという事実は確かに受け入れがたいです。しかし、だからといって、当事者を蔑むようなことはしてはいけません。
当事者自身も相当悩んでいるので、攻めるのではなく、一緒に解決法を模索してあげることが大事です。
契約書もなしに肩代わりする
消費者金融などの借金は、完済しない限りは永久的に金利が発生しています。なので当然肩代わりすることは考えますが、その際契約書は交わすことが大事です。
近しい関係であっても、最低限のことはしておかないと、後々トラブルを招く原因となってしまいます。
結婚前の彼女に借金が発覚したとき不安になる理由は?
結婚してもお金に悩まされそう
結婚を前提としている彼女が、借金しているとなると、当然結婚後の将来について不安を覚えます。借金するということは、状況によりますが、大多数の人は、お金の管理ができない人であります。
そういった人と一緒になるということは、今後お金に困らされることになると、容易に考えられます。
結婚しても自分のお金を勝手に使われそう
借金していることによって、お金の面での信用はなくなり、いつか自分のお金を、勝手に使われるのではないかと考えてしまいます。そういった不安を払拭させる方法としては、結婚してもお金はそれぞれで別管理するようにすると良いです。
そうすれば、自分のお金を勝手に使われることもなく、安心できます。
借金地獄に陥った時は債務整理がおすすめ!信頼できる法律事務所3選
借金で困った際は、プロに頼むのが一番、やはり債務整理が得策です。では実際に、債務整理を行うとして、どこに頼むのが確実なのか気になります。有名な事務所をいくつか抜粋したので、以下について解説していきます。
ロータス東京法律事務所
相談は何度でも無料で、費用がかかることになっても、相場ではかなり安価であることが特徴です。費用が安価だからと言って仕事は決して雑というわけではなく、非常に高い解決実績を誇ります。
特に任意整理における費用がかなり安価で、利用者にも大変好評となっています。
アヴァンス法律事務所
CMなどメディア露出の高い同事務所は、債務整理に非常に高い実績を持っています。債務整理の状況が、ネットで24時間いつでも確認できるなど、債務整理に対する力の入れ具合は業界トップクラスです。
また、女性専用窓口もあり、スタッフは全て女性で、女性が相談しやすい環境も整っています。
東京ミネルバ法律事務所
過払い金請求と自己破産に強いことで有名な同事務所は、法律のプロである弁護士が運営しています。そのため、司法書士では何かしらの制約がありますが、同事務所ではその心配はありません。
確かに費用は上記の事務所や、他社と比べて高額である傾向にありますが、弁護士と考えれば納得です。
【まとめ】ギャンブル依存症を根本的に治療して借金地獄から抜け出すことが大事!
ギャンブルで作った借金を、返済していくことは間違いないですが、ギャンブル依存症を改善しない限りは、安心できません。むしろ借金のほうは返済すればいいだけなので簡単ですが、ギャンブル依存症は心の病気なので、いつ改善するかは定かではありません。
改善するためには、周りの人の協力も必要不可欠なので、自分自身に強い気持ちをもって、治療に専念していきたいですね。