あらゆる世代の中でも、30代は特に借金の問題を抱えていることが多い世代と言われています。そんな借金の問題を30代のうちに、またはできるだけ早く解決する方法はないでしょうか?
今回は、30代で借金をしている人の特徴や効率の良い返済方法を詳しくご紹介していきます。
30代の借金返済方法は大きく分けて2通り!
借金を抱えている人はどの年代でもいますが、30代は特に借金を抱える人が多いと言われています。借金返済に悩みを持つ人の中には、返済が滞り困っている人もいるでしょう。では、多くの借金がある30代はどのように借金を返済していけばいいのでしょうか?
借金返済方法としては、大きく分けて2通り考えられます。借金を返済するためには、現在の収入を増やすか借金を減らすかのどちらかになります。借金を抱えた辛い生活から抜け出すことができるように、借金の返済方法を解説していきます。
返済方法①働いて収入を増やす
30代の借金返済方法の一つ目は、現在の収入を増やすことです。30代は働き盛りでまだ体力があるので、出来るだけ稼ぐことのできる仕事に就くことが望ましいです。今の仕事で満足に返済出来なさそうであれば、転職や副業も検討しましょう。
現在は副業にも寛容な社会になっているため、以前よりも副業に対するハードルは低くなっていますが、企業によっては副業そのものを禁止している場合もあります。その場合は隠れて副業をするとトラブルになってしまいかねないので、今の仕事で残業代などを稼ぐようにしましょう。
ただし、副業や残業代で収入が増えたとしてもそれは解決にはなりません。なぜ借金を抱えてしまったのか、なぜ生活が苦しくなってしまったのか、自分の金銭感覚を直して倹約を学ぶことが一番大切です。
返済方法②債務整理をする
避けたいのは、生活が苦しい自覚がありながら、それを見ぬふりをしてしまうことです。いつまでたってもローンが返済できず、消費者金融を頼り歩いているうちは生活は楽にはなりません。
限界に達してしまう前に、出来ればなるべく早い段階で債務整理を行うように検討しましょう。
自己破産は若いうちにした方が良い
自己破産をするためには財産を処分する必要があり、デメリットがあると考えがちです。しかし、自己破産は若いうちにした方が良いのです。なぜなら、年を取るにつれて財産は多くなってしまいがちで、手放すべきものが多くなるからです。
また、年齢が低い場合や在職期間が短い場合は、債権者に支払うべき退職金の見込み額も低く抑えることができます。しかも、自己破産をすれば、5年~10年の間はクレジットカードの新規発行やローン契約ができないため、自宅や家の購入が難しくなります。
以上の点を踏まえて考えると、自己破産をするなら早ければ早い方が良いというわけです。
任意整理も自己破産同様できるだけ若いうちに
債務整理には自己破産以外に、任意整理という選択肢もあります。30代であれば、自己破産を選択するまえに任意整理を検討してみてもいいでしょう。
任意整理をすれば利息が免除され、借金の月々の返済額を減らすことができます。借金の返済額が減れば、生活するのも大変だったものが楽になり、立て直すことができるかもしれません。
また、30代なら結婚を考える年代でもあるので、結婚や出産などで支出が増える前に借金の返済を終わらせておくことは非常に重要になってきます。
個人再生を行えばマイホームを手放す必要なく借金を整理できる
自己破産をして認められれば、借金を返済する義務がなくなります。その代わり財産は全て失うことになるため、積極的に自己破産をしようと思えない人もいるでしょう。マイホームを購入し住宅ローンを組んでいる場合は、特にその要素が強いかもしれません。そんな時は、マイホームを失うことがない個人再生を検討してみてはいかがでしょうか。
個人再生は住宅などの財産を維持したままで、借金を減額して基本的には3年間で分割して返済を行う手続きのことです。つまり、住宅ローン特則付き個人再生を利用すれば、自己破産では失ってしまうマイホームを手放す必要はなく、しかも多額の借金を減額できるという両取りができるのです。しかも、個人再生によって元の借金を最大で5分の1まで減らすことが可能なので、減額できれば返済が可能になるかもしれませんね。
奨学金の債務整理はするべきではない
30代が借金の返済に困ったときは、返済方法として債務整理をおすすめしました。近年、奨学金ローンも返済に困り自己破産をする人が増加傾向にありますが、奨学金は債務整理するべきではありません。その最大の理由は、奨学金を債務整理すると連帯保証人に迷惑がかかってしまうからです。自己破産すれば借金の返納義務がなくなるとは言え、自分以外の人を巻き込むのは良くありませんよね。
奨学金に関しては一時的ではありますが返済猶予のような救済措置が用意されているため、制度を利用してできる限り自分で返済できる方法を検討しましょう。また、奨学金の返済が滞りそうだと感じたときは、予め奨学金支給機関に問い合わせをすることが大切です。
30代で借金している人の平均額は?
30代での借金の返済方法を紹介しましたが、そもそも30代で借金はどのくらいの平均額となっているのでしょうか。
30代で借金している人の全体を見たとき、その平均額は約860万円ほどだとされています。しかも、総務省などのデータによると、30代は全体の約半数が何かしらの借金を抱えているようです。これだけ多くの人が借金を返済しているということは、30代という年代には借金をしなければならない特別の事情もあるということになりますね。
30代で借金している人の借金の特徴
30代は意外に借金をしている人が多いのが、データからもわかりました。さらに30代で借金している人の内訳を見てみると、既婚者と単身者では借金の傾向に違いがあることが見えてきます。既婚者は単身者とは異なり、自宅の購入や子供の将来が気になり、債務整理に手が出せない人も多いようです。
一方単身者では、既婚者より金銭的な余裕はある反面、ちょっとした理由で借金を抱えてしまいます。具体的な特徴を見てみましょう。
既婚者は自宅購入のためにする借金が大多数を占める
30代の既婚者で借金を抱える人に一番多いのは、自宅購入のための住宅ローンです。結婚するとマイホームが目標になり、借金返済を考えると35歳ぐらいまでには自宅を持っておきたいと考える人が多いのかもしれません。
また、30代既婚者では自宅購入の目標があるため、一定以上の貯蓄がある人も多いという特徴もあるようです。
単身者の借金の理由
30代の単身者には、一定以上の貯蓄がある人と全く貯蓄が無い人の両極化に分かれる特徴があります。全く貯蓄が無い人は、ちょっとしたことで借金生活に陥ってしまう可能性があるため、注意が必要です。
30代単身者がなぜ借金をしてしまうのかというと、20代より自分に使える額が増えることで、趣味などに多額をつぎ込んでしまうことが挙げられます。また、交友関係が広がることで交際費が増加することでも、結果として多額のお金を使うことになり借金してしまうことも考えられます。
既婚者と単身者に共通の借金
30代での借金は既婚者と単身者では内容が異なることもありますが、共通している借金もあります。それは、奨学金の返済や自動車ローンなのです。
奨学金の返済は数年に渡り続くものなので、既婚者であろうと単身者であろうと返済し続ける必要があります。また、自動車ローンに関しては、既婚者は家族が増えることで大きな車に買い替える人も多くなり、単身者はより高級な車へ買い替える人もいるからです。
借金に困ったら法律事務所に相談するのも良い
ここでは、借金に困った時に債務整理を依頼できるおすすめの法律事務所を紹介していきます。
無料の減額診断
30代が借金の返済に困ったら、まずおすすめするのが無料の減額診断です。無料の減額診断は、ネット上で幾つかの質問に答えるだけで、どのくらい現在の借金を減らすことができるのか診断することができます。
法律事務所に相談に行くのを躊躇している人や、匿名で相談してみたい人は一度利用してみてはいかがでしょうか。
東京ロータス法律事務所
東京ロータス法律事務所は、債務整理の事案を数多く手がけているため、個人に合った方法での解決を導き出してくれます。土日祝はもちろん、夜間でも対応してもらえるので、普段仕事などで忙しい人でも必ず相談ができる時間を見つけることができますよ。
借金の問題は相談無料なところも、おすすめポイントです。
アヴァンス法律事務所
アヴァンス法律事務所は、借金というデリケートな問題で不安を抱える人のため丁寧な質問と説明によって安心感を与えてくれる法律事務所です。
また、依頼したものの、実際どのように進んでいるのか分からないという不安をなくすために、24時間進捗が確認できる環境も整っています。
アヴァンスレディース
アヴァンスには女性の借金問題に特化した、アヴァンスレディースもあります。女性スタッフが対応することで、男性弁護士には相談しにくいといった悩みも解消できますね。
相談してすぐに依頼したい場合も、相談日に即日で受任が可能です。相談だけであれば、費用は一切かからないので安心して相談することができます。
30代の借金は債務整理で返済を楽にするべき
30代が借金を返済する方法と、借金の特徴について解説しました。借金は悩んでいても解決することはなく、返済の目途が立たなければ、借金は膨らんでいく一方です。
借金の悩みを抱えているなら、30代という年代だからこそ、債務整理を検討しましょう。返済が楽になれば借金の悩みから解放されて、新たに生活を立て直すことができるかもしれませんよ。