結婚で苗字が変わったら借金も無くなる?債務整理した過去はどうなる?

連帯保証人になってはいけない

借金がある場合、結婚で苗字が変わっても債務やブラックリスト入りがチャラになることはありません!旧姓は誤魔化さず、金融機関の信用度をあげることが大事ですよ。

こちらの記事では借金と改姓との関係や、借金を解決する方法を解説していきます。

結婚で苗字が変わったら借金がなくなることは無い!

違法

借金の返済に困ったら、結婚して苗字を変えれば良いと安易に考える人がいますが、実はこれは意味がありません。借金から逃れるのは、そう簡単なことでは無いのです。

借金を抱えたまま結婚で名字が変わることへの考え方を、詳しく解説していきましょう。

借金がなくならない理由

名前は個人を特定する重要事項ですが、結婚で苗字が変わったからといって借金が消滅することはありません。結婚で苗字が変われば借金から逃れられるのではないか、時効を待てばいいのではないかと考えるのはやめましょう。

結婚や養子縁組みで苗字を変え、借金から逃れようとする人は実際にいます。金融機関ではリスクに備えて旧姓の有無や債務情報を念入りに調査しますので、簡単に誤魔化せるものではありません。

一昔前は債務がなくなることもあった

一昔前は結婚をして苗字が変わったことで、金融機関が債務者の所在を見失ってしまうこともあったようです。こうなると返済を求めることができなくなり、借金から逃れられる可能性がでてきます。

ただしこれはあくまでも昔のことで、現代では情報網が発達しています。金融機関同士のネットワークもあって確認精度が上がっているため、借金の滞納者に対する追跡は非常に厳しく行われています。

結婚して旧姓を隠したらローンも通る?

結婚して旧姓を隠しておけば、ローン審査に通ると考えるのもNGです。結婚して苗字が変わっても個人信用情報の記録は継続して変わることはなく、借金を完済するまで消えません。

でも結婚で苗字が変われば、多重債務や返済の長期滞納などの個人情報を誤魔化して、新たなローン審査に通るのではないかと考える人もいますよね。

確かに旧姓を隠して手続きをすれば、まっさらの状態で審査を受けることになります。ただし、金融機関がまず疑うのは、まったく個人情報が出ない人。旧姓を隠したことで余計に過去に遡っての調査が厳しくなり、最終的には旧姓や個人情報を突き止められてしまうため、審査に合格する見込みはほとんどありません。

結婚して苗字が変わったら債務整理した過去も消える?

借金の債務整理をした場合、結婚で苗字が変わると個人情報はどうなるのでしょうか?

債務整理をすると返済が少し楽になるというメリットがありますが、その反面で不利な記録は残るもの。結婚で苗字が変わった時に起こることも知っておきましょう。

債務整理した過去は消えない

結婚などで苗字が変わっても、借金の債務整理をしたという事実は消えません。信用情報機関には、いわゆるブラックリストに載った状態になってしまいます。

この記録は最低でも5年程度は残るもの。経済的な信用がないと判断されて、新たにクレジットカードやローンを申し込んでも審査に通らなくなってしまいます。

改姓を申告しないと信用がより低くなる可能性がある

借金の債務整理をした場合も、旧姓を申告せずにカードやローンの申し込みはできます。ただし金融機関の調査は非常に厳しいため、旧姓を隠し通すことはほぼ不可能。

債務整理の実績を隠して申し込みをしたことがバレれば金融機関からの信用はさらに失墜し、最悪残っているカードが没収される事態も招きかねません。

債務整理をしていても正直に申し出ることが大事

債務整理をした後に新たにカードやローンを申し込む場合、一番良いのは結婚して苗字が変わったことを正直に申告することです。

債務整理をした場合はただでさえ信用度が下がっているため、それ以上の信頼失墜や審査落ちは避けた方が無難。かえって旧姓を明らかにしたほうが審査落ちを防ぐことができ、長い目でみて自分のためになります。

旧姓を隠して借り入れすると違法なの?

借金の申し込みをする際に結婚前の苗字を隠していても、即違反に問われることはありません。ただし滞納や債務整理などで本来借り入れができないのにもかかわらず、審査に受かるためにあえて正確な苗字を告げない場合など、悪質なケースでは偽証や詐欺などの罪に問われる可能性があります。

そもそも他人のお金を借りるのは、信義誠実の原則に基づくべきことです。正確な氏名を告げずに契約をしようとするのは、嘘をつくこととそう大きな変わりはありません。

旧姓を告げなかったことが信用情報機関に記録されることはありませんが、「社内ブラック」として金融機関の資料には残り、将来的に審査に通らないリスクがあります。

結婚しても借金は消えないんだけどどうすればいい?30台既婚女性の借金

結婚して苗字が変わっても消えることがない借金は、どうしたらいいのでしょうか。借金が膨らんでしまうと悲観的になりがちですが、解決できない借金はありません。次のような方法で、前向きに借金を減らしましょう。

おまとめローンで返済しやすくする

いくつかの金融機関から借金を重ねてしまい、多重債務で返済が厳しい場合は、おまとめローンで借金を一本化するのが効果的です。

バラけている金利をまとめることで月々の返済額を減らせることができ、返済に余裕が生まれます。返済日が1つになることで、うっかりによる返済忘れた滞納も予防できますよ。

時効援用が適用されないか確認する

結婚で苗字を変えてから一定期間返済をしていない場合は、時効の援用ができる可能性があります。無事に時効を迎えれば、返済義務が消滅して借金から解放されますよ。

ただし安易な自己判断は禁物です。手続きを始めたことで時効が中断するリスクもあるため、専門の法律事務所に相談をして対処することをおすすめします。

債務整理を検討する

借金の返済に困っている場合は、前向きに債務整理を検討しましょう。中でもおすすめなのは、任意整理です。金利や返済期間の見直しをすることで毎月の返済が楽になり、気持ちに余裕が生まれます。

裁判所にも行く必要もなく不利な記録も残らないため、家族がいても生活を立て直しやすいでしょう。

【まとめ】結婚で苗字が変わっても借金は残ってしまう

結婚で苗字が変わっても借金があることは変わりませんし、個人情報も誤魔化すことはできないものの、悲観的になる必要はありません。

借金は真面目に返済すればいずれ無くなりますし、債務整理などの選択肢もあります。債務整理をした際の個人情報も時間が経てば消えるため、旧姓は隠さず、信頼回復に努めましょう。