パチンコを趣味とする人は多くいると思いますが、中には借金してでもパチンコに依存するという人も存在します。
パチンコに依存する人と依存しない人の違いはどこにあるのでしょう。
パチンコ依存はいわゆるギャンブル依存症の一つであり、れっきとした心の病気です。
今回は、パチンコ依存によって借金を繰り返し、結果借金地獄となった人が現状を抜け出す為の解決法について、詳しく解説していきたいと思います。
パチンコがやめられず借金するのは依存症だから
パチンコはとても身近にあるギャンブルであり、多くの人が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
しかし、全ての人がパチンコに依存するかといったら、そうではありません。
パチンコに依存すると、自分のお金を全て使い果たしてしまう傾向にあります。
それだけで済めばまだいいのですが、パチンコ依存者は借金をしてでもパチンコを続けようとするために、結果借金地獄となるのです。
パチンコ依存症とは
パチンコ依存症とは、ギャンブル依存症の一つで、自分の欲求を抑えることができない心の病気です。
パチンコ依存症になると、四六時中パチンコのことで頭がいっぱいとなり、使えるお金は全て費やします。
しかし使えるお金にも限度があるので、お金が尽きたら借金に走ることになります。
パチンコ依存症の怖いところはここにあります。
借金してお金を確保、ギャンブルで消化、また借金して、を繰り返すことにより、終わりのない借金地獄に陥ります。
当の本人は、ギャンブルに夢中であるがゆえに、借金しているという感覚が全くありません。
パチンコ依存症は、多額の負債を負う可能性がかなり高いのです。
どんな人がパチンコ依存症になりやすい?
パチンコをする人全ての人がこのパチンコ依存症になるわけではありません。
では、どういった人がパチンコ依存症になりやすいのだろうか。
主に、現実から逃げ出したいと考える人に多いのだそうです。
パチンコという世界は、非日常であり、また無心でできることから、そのような人はパチンコに依存しやすいと言われています。
また、毎日が充実していない人もその傾向があり、特に友人などが少ない人も依存する可能性は高いそうです。
確かに、毎日が充実していれば、パチンコなんてものに依存することはありませんよね。
現実逃避したい、友人が周りにいない、毎日が充実していない、このような人は要注意です。
パチンコ依存症の人が借金を重ねてしまう理由
なぜパチンコ依存症の人は借金を重ねてしまうのか、それはパチンコ中心の生活になってしまうからだと思います。
パチンコ依存者は、基本的に生活の全てをパチンコに費やします。
そのため、生活に必要なお金もパチンコに費やすのですから、生活するお金はありません。
また、生活するお金が無くなっても、危機感はなく、むしろギャンブルで使うお金が無くなったことに焦燥感を覚えます。
そして消費者金融などで、借金をするというサイクルができ、これを繰り返せば、簡単に借金地獄が出来上がります。
パチンコ依存症のままだと借金地獄から抜け出せない
パチンコ依存症でいる以上は、借金の返済はまず叶うことはありません。
まずは、パチンコ依存を解消する必要があります。
パチンコ依存は心の病気であるので、確実な治療もなく、また完治する目途も全く立ちません。
当の本人の頑張り次第で、パチンコ依存の症状は緩和されていくのです。
借金を本気で返したいという気持ちがあれば、パチンコ依存から抜け出すことも容易であると考えられます。
パチンコ依存症を克服して借金地獄から抜け出す方法
パチンコで作った借金を完済するには、まずはパチンコ依存から脱却する必要があります。
具体的にどうしたらいいのだろうか。
パチンコ依存症を克服する方法、借金地獄から抜け出す方法、それぞれ解説していきたいと思います。
パチンコ依存症を克服する方法
カウンセリング
専門の医療機関でのカウンセリングを受けてみて、自分のパチンコ依存症について、客観的に意見をもらいます。
自分自身では気づけないことは、第三者からみれば明らかであり、また専門家から助言をもらうことで説得力があります。
パチンコ依存症に限らず、心の病気に対しての治療では、一番ポピュラーな治療法です。
パチンコ依存症になりやすい人の多くは孤独を抱えている人が多い傾向にあるので、話を聞いてくれる人がいるだけでも、気持ちは救われるでしょう。
グループセラピー
自分と同じような処遇にある人たちと交流することで、自分から見たパチンコ依存症の人の姿を見ることが出来ます。
また、自分と同じ処遇にあるので、共感するべき点は多いと思います。
みんなで意見を出し合うことで、今まで気づくことのなかった部分に触れることができるのも、グループセラピーの魅力ではないでしょうか。
ここで知り合った人と仲良くなることで、プライベートでの付き合いへ発展する可能性もあり、それが毎日の充実に繋がっていくことにもなります。
投薬療法
パチンコ依存症は、心の病気ですから、根本的に効く薬はありません。
ここでの投薬療法は、パチンコ依存症による禁断症状を抑制するものになります。
パチンコがしたいという気持ちは強く、時には暴力的な行動にでる場合もあります。
そういった場合に、この投薬療法はとても効果的な治療方法です。
借金地獄を抜け出す方法
任意整理
借金をした借入先と、借金の相談をすることで、利息のカットなど、今後の借金の返済に有利な条件が与えられます。
もちろん、相手側が了承しなければいけないという条件はあります。
しかし、借金の条件が少しでも緩和されるというのは、願ってもないことです。
パチンコ依存症であることを伝えれば、相手側も了承してくれることでしょう。
個人再生
個人再生では、ある程度借金があることが前提となりますが、借金の大幅なカットが見込まれます。
最大で4/5もの借金が減額される可能性があり、社会復帰においては、かなり有利になる債務整理になります。
パチンコ依存症であるので、できれば早急に借金のカタをつけていまいたいと思うことでしょう。
個人再生であれば、パチンコ依存症から脱却する前に、借金の完済もできるかもしれません。
自己破産
パチンコ依存症で作った借金が、莫大な金額である場合は、自己破産を選択するのが賢明でしょう。
自己破産する上で重要な免責は、ギャンブルは対象外といわれています。
しかしギャンブルであっても、パチンコであれば、免責が下りる可能性があります。
自己破産は全ての財産を手放さなければいけないという、デメリットはありますが、パチンコ依存症を克服して借金もゼロにして、一から生活を始めてみるのも悪くはないかもしれません。
パチンコ依存症克服は根気が必要
身体の病気のような、根本的に確実な治療法はないのが、パチンコ依存症です。
すぐに克服できる人もいれば、数年かかる人もいますし、一時的に克服しても、また依存してしまう人も少なくありません。
要するに、心の病気なので、本人の気持ち次第によるものが大きいのです。
しかし、パチンコ依存症を克服するには、一人ではなく、周りの人の協力も必要不可欠であるといえます。
パチンコがなくても、毎日充実しているという環境を作ってあげることも大事です。