3000万の住宅ローンは頭金なしでも組める?頭金はどれだけ用意すべき?

住宅ローンを組むときに、考えるのは頭金を支払うか支払わないかでしょう。3000万円の住宅ローンとなれば、将来返済できなくなるリスクを考え、頭金を支払うのは一般常識とされてきました。

しかしこのご時世、数百万円にものぼる頭金を準備するのも大変ですよね。そこで今回は、3000万円の住宅ローンは頭金なしで組めるのか、そのデメリットについても詳しく紹介します。

頭金なしで3000万円の住宅ローンを組む人は増えてきている

家

3000万円の住宅ローンなら、頭金を支払うのが一般的だと思っていませんか。確かに、昔は支払い総額の2割程度を頭金として支払っておくのが普通でした。というよりも、頭金を支払わなければローンを組むことさえできませんでした。

しかし今は時代が変わり、3000万円の住宅ローンも頭金なしで組む人が増えてきました。むしろ、現在では2割以上もの頭金を支払う人のほうが少ないぐらいです。

その大きな理由としては、住宅ローンの超低金利水準が挙げられます。金利の低さに加え、消費税の増税されたこと、また住宅ローンの減税・住まい給付金などの優遇措置があることも理由の1つです。頭金なしで3000万円の住宅ローンを組むことは、もはや常識だということですね。

住宅ローンは頭金なしでは審査が厳しくなる場合も

借金 滞納

3000万円の住宅ローンでも、頭金なしで組む人は確かに増えてきています。とは言え、3000万円を頭金なしで住宅ローンを組むのは、いいことだけではありません。

なぜなら、住宅ローンは頭金なしでは審査が厳しくなる可能性があるからです。そもそも、住宅ローンは借り入れ総額の9割以上を借りる場合、審査が厳しくなると言われています。借り入れ総額の9割なので、つまり1割の頭金を用意することが審査に通る最低ラインということになりますね。

3000万円の住宅ローンで考えると、1割なら300万円の頭金です。ただし、これは単純な計算であり、すべての人が必ずしも条件に当てはまるとは限りません。

3000万円の住宅ローンを頭金なしで組むことを考えているなら、仮審査を行えば明確になります。いつかは仮審査をすることになるので、早めにしておいて損はありません。仮審査は気軽に申し込めるので、気になる場合はすぐに試してみましょう。

頭金なしの場合に発生するデメリット

デメリット

①総支払額、月々の支払額が高くなる。

頭金なしでローンを組む最大のデメリットは、月々の支払額が高くなることでしょう。当然のことですが、頭金を支払えばローンの全額が少なくなるので、月々の支払も少なく済みます。

逆に頭金を支払わなければ、それだけローンの借入額が増えるため、月々の支払額が増えてしまいますね。3000万の住宅ローンとなると額が大きくなるので、その点を考慮しなければなりません。

②借入金利が高くなる場合がある

ローンを組むとき、頭金ありもなしも金利が変わらないと思っているかもしれませんが、実は頭金ありのほうが金利がお得になることがあります。多くの場合、頭金ありでローンを組むと約1割~2割程度金利が優遇されるからです。

金融機関によって金利の優遇は変わりますが、3000万のローンを組む場合を考えてみると、金利が優遇されない頭金なしであれば金利分支払額が多くなります。

③住宅ローンの審査が通りにくい場合がある。

住宅ローン申請時には、必ず審査が行われます。その審査の条件には、重要なポイントとして返済負担率が大きく関わっています。

返済負担率は年収に占める年間返済額の割合のことで、無理をせずに返済していけるかどうか審査の判断材料になるのです。頭金なしにすると、借り入れすべき額が高額になってしまうため、返済負担率が上がってしまいます。そうなると、住宅ローンの審査条件を満たさないと考えられ、審査に通らない可能性も否定できません。

④住宅ローン手数料が高くなる場合がある。

住宅ローンを組むと、金利に加え融資手数料も必要です。融資手数料は、融資の総額によって手数料が変わってきます。

もちろん、頭金なしでローンを組めば、それだけ手数料も上がることになりますね。ほとんどの場合は、全体でおよそ数万円手数料が高くなる可能性があり、その点もデメリットとなり得るでしょう。

デメリットを解消するテクニック

頭金なしで3000万円の住宅ローンを組むデメリットは、金利や手数料など、頭金ありと比べて高くなることにあります。つまり、この問題を解決することで、頭金なしの3000万円の住宅ローンのデメリットも解消されるというわけです。

実際にどうすればいいのかということですが、そのためには繰り上げ返済を利用します。繰り上げ返済とは、ボーナスなどの月に先取りして返済することですね。

繰り上げ返済を利用すれば、借入金の元本に充てられるため、利息が掛かりません。繰り上げ返済した分の金利が下がるので、結果的にローンの支払額も下がることになります。

頭金なしのローンを組めた場合に必要なことは?

年収から住宅ローンの返済に充てられる金額をチェックする

頭金なしで、3000万円の住宅ローンが組めたとしましょう。ここで重要なのは、住宅ローンで借り入れできる額と自分が支払える額が同じではないということです。

住宅ローンを組んだあとは、毎月必ず返済していかなければなりません。返済が苦しくならないように、年収から住宅ローンの返済に充てられる金額は事前にチェックしておく必要があります。

今の家賃から住宅ローンの借入可能額をチェックする

年収から住宅ローンに支払える金額がチェックできたら、次は支払える額から逆算するのも大切です。マイホーム購入前は、借家に住んでいる人がほとんどだと思います。

1つの指標として、今現在の家賃から考えましょう。今の家賃の支払い金額が可能な場合は、そこから計算すれば住宅ローンの借入可能額もおのずと見えてきます。

ローンの返済についてシミュレーションする

頭金なしの住宅ローンを組むうえで大切なのは、無理なく返済できることを確認しておくことです。

自分の現在の年齢・住宅ローンの額・返済期間・金利から、返済のシュミレーションをすることができます。3000万円となると、かなりの高額です。何歳までどのくらいの額を返済していくのか、最終確認としてシュミレーションはきっちり行っておきましょう。

頭金なしで住宅ローンを組む場合はしっかりと計画を立ててから!

3000万円の住宅ローンは、頭金なしで組めるのかについて解説しました。結論から言えば、3000万円でも頭金なしで住宅ローンは組むことができます。

ただし、頭金なしでの住宅ローンはそれなりにデメリットもあることは忘れてはいけません。頭金なしで住宅ローンを組む場合は、デメリットも考慮したうえで、しっかりと計画を立ててからにしましょう。