急にお金が入用になったとき、キャッシングやカードローンは非常に便利ですよね。キャッシング業者が受け付けていればどんなときでも利用でき、お金の不安を考える必要がありません。
しかし、そんな便利なキャッシングやカードローンにもデメリットはあります。この記事ではキャッシングやカードローンのデメリットに、注目していきたいと思います。
- キャッシングやカードローンを使うデメリット
- キャッシングやカードローンの返済を滞納するデメリット
- キャッシングやカードローンを使うメリット
キャッシングやカードローンのデメリット
キャッシングやカードローンは、とても魅力的なメリットがあることを紹介しました。しかし、メリットがあればデメリットも当然あります。
ここでは、キャッシングのデメリットについて、それぞれ説明していきます。
お金の価値が薄れる
継続的にキャッシングやカードローンを利用することで、自分のお金のような感覚に陥ることがあります。こうなってしまうと、必要以上に利用してしまう可能性が高く、結果借入額が膨らみ、返済が難しくなってしまいます。
キャッシングやカードローンは、借金という意識を強く持たなければ、破滅してしまいます。
必要以上に借りてしまう
キャッシングやカードローンには、借入の上限がありますが、その上限額もそこそこ多いので、気が付いたら上限額いっぱい借りてしまっているということも、珍しくありません。
なぜなら、きちんと返済を続けていれば、いくら融資を受けようが、止めてくれる人はいません。キャッシングやカードローンを利用する際は、自分自身で借入額の調整をしなければならないのです。
高い金利を払わなければならない
キャッシング及びカードローンは金利が高めであることが多いです。銀行のカードローンであれば、金利が安い傾向にあるので、金利を重視するのであれば、銀行のカードローンをおすすめします。
金利による負担は思いのほか大きいものです。短期間であればそこまで気にする必要はないですが、長期的にみれば返済に影響がでることでしょう。
キャッシング枠は補償対象ではない場合が多い
仮にクレジットカードが紛失・盗難になり不正利用された場合、ショッピング枠の場合はカード会社がその使われた分のお金については補償をしてくれます。しかし、これがキャッシング枠の被害になると話は別でこちらについては一切の補償をしてくれない場合がほとんどなのです。
何故ならばクレジットカードのキャッシング枠を利用する場合に必要な暗証番号は名義人しか知りえないもの、と言う認識のためにその管理責任について問われてしまうからです。暗証番号については安易な決め方では無く、メモを見て思い出すくらいの組み合わせにするのが良いかもしれませんね。
キャッシング自体がマイナス印象につながることも
キャッシングは利用しようがしまいが、キャッシング枠が付いているクレジットカードを持つだけで、信用情報機関からすれば借金をしているのではないかと見なされます。キャッシングを利用する予定がなく、将来的にも考えていないのであれば、キャッシング枠を外すことをおすすめします。
特に、これから住宅ローンなどを考えているのであれば尚更のこと、審査に不利にならないよう注意しましょう。
キャッシングやカードローンで借りたお金を滞納するデメリット
支払いが滞ると信用情報に傷がつく
キャッシングやカードローンのその便利さゆえに必要以上の借入をしてしまったりして、返済が滞ってしまった場合は信用情報機関に登録されます。一定期間経過すると延滞の記録は削除されますが、残っている間は融資を受けられる可能性は低くなってしまいます。
車や家のローンを組めなくなる
これは上の項目の影響とも言えますが、キャッシングのお金を返済せず滞納すると車や家のローンを組めなくなります。信用情報に傷が付いていると返済能力に難があると見なされてしまい、審査の固い銀行のローンには通らなくなってしまうのです。
最終的に裁判・差し押さえの可能性もある
あまりに滞納期間が長いと、債権者側は裁判を起こして差し押さえをしようとします。強制執行されてしまえばこちらの意思に関係なく財産を差し押さえられてしまいます。会社勤めの場合は給料も差し押さえられますが、それは会社の人間にもバレてしまう事となります。キャッシングで借りたお金は確実に期日までに返したいところですね。
キャッシングとカードローンの違いとは
キャッシングとカードローンは、お金を借りるものだという点では共通しています。ですから、具体的にどこがどう違うのかを知っている方はそう多くないかもしれませんね。
そこで、ここではキャッシングとカードローンの違いについてまとめてみました。下の表をご覧ください。
キャッシング | カードローン | |
金利相場 | 年15.0~18.0% | 年3.0~18.0% |
返済方法 | 一括払いかリボルビング払い | リボルビング払い |
周囲の人にバレるかどうか | 確認がないためバレにくい | 在籍確認などでバレる可能性がある |
利用するカード | クレジットカード | ローンカード |
下限金利において、キャッシングとカードローンでは明確な違いが見られますね。このため、キャッシングよりもカードローンの方が金利を低く押さえることができる可能性は高いのです。
しかし、カードローンの場合は在籍確認だったり自宅へ郵便が届くことで職場の同僚や家族に利用がバレてしまう危険性があります。郵便についてはWEB明細で完結させられるサービスもありますが、在籍確認の方はそうは行きません。在籍確認が無いキャッシングサービスというのはありませんから、キャッシングを利用する際にこれを避ける術も当然無いのです。同僚にならバレても良い、という場合は低金利な分カードローンの方がお得になる可能性は高いですから、そこは自分の中でどちらを重視するかによると言えるでしょう。
キャッシングをするだけで信用情報に傷がつく?
キャッシングを利用するだけで信用情報に傷がつくという情報をネットでよく見ますが、真相はどうなのでしょうか。
キャッシングを利用するだけでは影響は無い
信用情報とは、各金融機関でのお金のやり取りを記録したものですが、利用するだけで傷がついていてはキャッシングのデメリットは明らかに大きすぎますよね。実はこの情報は嘘で、キャッシングを利用するだけでは、信用情報に傷はつきません。
キャッシングの返済を延滞すると信用情報に傷が付く
信用情報に傷がつくのは延滞など、各金融機関にとって迷惑を被るような立ち回りをした場合です。この場合は信用情報に事故記録が登録されますが、各金融機関はこの信用情報を共有しているので顧客の信用情報は全て筒抜けです。一度キャッシングのお金の返済を延滞してしまうと、キャッシングだけでなくローンについても融資を受けるのが難しくなったりします。
キャッシングやカードローンのメリット
ここまでキャッシングやカードローンのデメリットについて述べましたが、一方でそのメリットにはどのようなものがあるのでしょう。キャッシングやカードローンの一番のメリットは、やはりその手軽さが挙げられるでしょう。その他にも、様々なメリットがキャッシングやカードローンにはあるのです。
メリットとデメリットを天秤に掛けて、キャッシングやカードローンが本当に自分にとって必要かどうかを吟味した後に利用を決めたいところですね。
手軽にお金が借りられる
キャッシングやカードローンには、お金を借りられる上限額というものがあります。基本的には、その上限内であれば、用途も自由で、繰り返し利用できます。
あらかじめ申し込み・審査を済ませておくことで、スピーディーに融資が受けられますが、申し込みをしていない状態でも、早ければ即日で利用できる場合があります。また、無担保・無保証で利用できるのも、嬉しいですね。
緊急事態の時に便利
キャッシングやカードローンは、計画的に利用する人が多いですが、時に緊急時に利用することもあるでしょう。突発的にお金が必要になった場合に、キャッシングやカードローンの有難さに、改めて気が付きます。
本来は、自分の貯蓄でやりくりできることに越したことはないですが、いつもそういうわけにはいきませんよね。
海外でも使える
キャッシングやカードローンの利用は国内だけに留まらず、海外でも利用できます。海外へいった際、十分下調べをしていても、何かと予定外の状況に直面することがあります。
そういった場合、せめてお金の面でも、不安要素を解決できるのであれば、これほど心強いことはありません。しかし、全てのカードが海外で使用できるわけではないので、自分の所持しているカードをしっかり確認しましょう。
【まとめ】キャッシングやカードローンのご利用は計画的に!
- キャッシングやカードローンの延滞は厳禁!
- キャッシングやカードローンを利用するだけで信用情報に傷は付かない。
- 延滞によって車や家のローンを組めなくなる可能性もある。
- 緊急事態の時に使えるなど、デメリットばかりではない。
キャッシングやカードローンはとても便利で、必要なときにお金を用意できるものですが、利用する人が自制できなければ、反面恐ろしいものになります。基本は、自分で稼いだお金で運用していくことが、無理な借入をしないことに繋がります。
利用するにしても、返済のことを想定して、無理のない返済計画を立てておくことが重要となります。キャッシングを利用する予定のない人は、将来的なローンに影響するので、すぐにでもキャッシング枠を外すようにしましょう。