ギャンブルの借金が理由で離婚ってできる?慰謝料の相場はいくら?

ギャンブルというものは、身を滅ぼす危険性を持っています。そんなギャンブルの沼に、配偶者が嵌まってしまっていたら耐え切れずに離婚したいと思ってしまうかもしれませんね。

ギャンブルを何度言ってもやめてくれないのが嫌になったから、ギャンブルで借金生活に陥ったからという理由で離婚は認められるのでしょうか。離婚が認められるなら、慰謝料がどうなるのかも気になるところです。

この記事ではギャンブルの借金が理由で離婚はできるか、また慰謝料の相場について詳しく解説していきたいと思います。

ギャンブルの借金で夫婦生活が破綻しているなら、それを理由に離婚は可能

借金がバレた

ギャンブルが原因で夫婦生活が破綻している場合、それは離婚の理由として十分認められるものとなります。ただし、離婚方法によってはそう簡単ではないとも言えます。

夫婦の間の話し合いで成立する協議離婚、調停委員をまじえる協議離婚、家庭裁判所が離婚できるかどうかの判決を下す裁判離婚があります。できれば、夫婦間で話し合ってお互い納得の上で離婚したいところですね。

配偶者のギャンブルによる借金は、離婚の際の慰謝料の対象になる!

借金が離婚の直接的な原因であれば、相手に慰謝料を請求することができます。相手が慰謝料の支払いに同意すれば、裁判を申し立てずとも支払ってもらえます。

しかし慰謝料の請求は認められても、思ったような金額を手にすることは現実的には難しいと言えます。加えて、相手がその慰謝料を支払い続けられるかどうかまでは別の問題となります。

ギャンブルの借金による離婚での慰謝料の相場はいくら?

ギャンブルでの借金などは、法律用語で悪意の遺棄と定義されています。民法では夫婦には同居・協力・扶助の義務があるとされており、この義務に違反する行為に対して慰謝料の請求が可能です。この悪意の遺棄での慰謝料相場は、50~300万円程度とされています。

配偶者のギャンブルでの借金は、こちらにも支払い義務はあるのか

借金のある相手との離婚の場合、自分に借金の返済義務があるかどうか不安になりますよね。実は返済義務が生じるケースと、生じないケースが、それぞれ存在します。

夫婦生活のためにした借金や、相手の借金の連帯保証人になっている場合は、返済義務があります。逆に生じないケースは、相手が勝手に作った借金、相手の借金が結婚前のものになります。

借金がどちらのケースに当たるか、確認してみましょう。

ギャンブルの借金も軽度なら、人としても夫婦としても立ち直れる可能性がある

ギャンブルでの借金で夫婦生活が破滅状態であれば離婚もやむなしといったところですが、ギャンブルに軽度に手を出している場合はどうなのでしょうか。

借金までは行かず、ギャンブルにかける時間が多くなり自分のお小遣いでは足りないと言ってくる程度であれば、軽度とみることができるでしょう。この場合は、まだ立ち直れる可能性があり、早急に離婚するまでには至りません。

相手ときちんと話し合い、ギャンブルについて専門機関で治療するかなど、今後の方針について方向性を決めておくことが大事になります。

あまりにギャンブルでの借金がひどいなら、ギャンブル依存症を疑うべき

借金を認める

ギャンブル依存症とは、生活に必要なお金まで使ってしまいギャンブル中心の生活になっている状態です。こうなると借金が増える一方で返すことが難しくなり、仕事もできなくなるという状態に陥ってしまいます。

場合によっては、病院で治療することでしか改善が見込めないこともあるでしょう。本人に自覚が無い場合は、夫婦で共倒れしてしまう可能性が極めて高いです。

ギャンブルで多額の借金があるときは、離婚の前に支払い義務の確認を

もし配偶者がギャンブル依存症で借金がある場合は、専門家に相談をして的確なアドバイスを受けるようにしましょう。借金が既に高額に膨らんでいてどうしても返済が難しい場合は、一度自己破産という選択肢を検討してみましょう。

また専門家に相談することによって、ギャンブルが理由の借金でも免責になる可能性もあります。離婚を選ぶ場合は、保証人になっていなければ自身に離婚の返済義務はありませんから、離婚の前には借金の契約内容を確認することをおすすめします。