どうしてもお金を借りなければいけない時ってありますよね。借りようと思っても借りるあてがなかったり、もうすでに借金があって多重債務になってしまうなど様々なケースがあるかと思います。
もし今回が初めての借金ならアコムやプロミスのような大手消費者金融がおすすめです。即日融資を受けられ、30日間無利子サービスも魅力的です。
すでに借金がある方や複数回利用している方は、中小の金融会社をおすすめします。独自の融資ルールを持っており、大手消費者金融で審査に通らない人でも中小の金融会社の審査に通るというケースがあります。
どこの審査にも通らない方は、自治体の運営する生活福祉資金貸付制度をおすすめします。この記事では、お金を借りる時の最終手段をあなたのケース別にご紹介していきます。
- お金を借りるときの最終手段はあるのかどうか
- どうしてもお金が必要な人にお薦めの業者や制度
どうしてもお金を借りるなら最終手段は色々ある
どうしてもお金が必要になってしまうとき、というのは誰にでも起こりうる事態ではないでしょうか。そのようなときに不運にも手持ちが無い場合の対策としてはお金を借りるしか無いわけですが、最終手段としては以下の項目があげられます。
- 利便性が高く即日融資が可能な大手消費者金融。
- 独自の基準で融資を判断する中小の金融会社。
- 国や自治体の管理する公的融資。
これから各項目について説明していきますので、どの最終手段が自分に合っているのかを現状と比較しつつ判断し、適切な選択をしましょう。
お金を初めて借りるなら大手消費者金融が最善択!
大手消費者金融は初めて借りる人向けにキャンペーンを行っている
親や身内、個人間以外からお金を初めて借りる人は大手消費者金融がおすすめです。大手消費者金融とは、CMなど広告でよく耳にする以下の5会社が一般的です。
- プロミス
- レイクALSA
- アイフル
- アコム
- SMBCモビット
初めての人は、30日間無利子サービスを実施しているので、初めて利用される人でも安心して利用できます。消費者金融は審査がスムーズで1時間もあれば終わりますから即日融資が可能なので、急ぎでどうしても今日中にお金が必要という人にはうってつけのサービスになっています。
利用可能額については、初めてお金を借りる人が審査に通った場合その人の年収や勤務先にもよりますが最初は50万円程度と言われています。急ぎで必要になったとしてもこれを超えるような場合はそうそう無いでしょうから、50万円借りることができるなら十分と言えるでしょう。
初回の無利子キャンペーン以後の金利については以下の記事をご覧ください。
▼消費者金融でのキャッシングって金利はどれくらいなの?クレジットカードとどっちが低金利?▼消費者金融でのキャッシングって金利はどれくらいなの?クレジットカードとどっちが低金利?
大手消費者金融は信頼感も抜群
大手消費者金融は顧客も多く、それだけ取引をこなしてきたということですから実績の面でも信頼ができます。CMを流しているような企業ですから、いざお金を借りようとしたら聞いていたのと違う!なんて事態になってしまうこともありません。
審査を通じてこちらに信用を求めるだけに、向こうも大手として顧客に信頼してもらえるようなサービスを展開していると言えます。ですから大手消費者金融からお金を借りるときには、少なくとも条件面やサービスに心配をする必要は無いでしょう。
既に他社からの借り入れがあるなら中小の消費者金融が最終手段
大手消費者金融は初回利用キャンペーンと言った便利なサービスを展開していますが、借り入れ状況や信用情報によっては審査に通らない人もいます。そのような人はどうすれば良いのでしょうか。
大手消費者金融の審査に通らない人は中小の消費者金融を利用しましょう。中小の消費者金融なら、お金を借りることができるかもしれません。
中小消費者金融には独自の審査基準がある
中小消費者金融とは、大手消費者金融(先述の5社)を除いた業者を指します。基本的な部分は大手消費者金融と変わりませんが、中小消費者金融では独自の審査基準があり、既に債務がある場合などでも柔軟な審査を受けることができます。
仮に以前金融事故を起こしたことがある人でも、現在の返済能力が認められれば審査に通る可能性は高いです。希望額は数万円程度であればより通りやすくなります。
中小消費者金融は大手の審査に通らない人の受け皿
大手消費者金融では審査に通りにくい人でも、中小消費者金融では通る可能性がある充分にあるのです。というのも、中小の消費者金融は知名度やサービスの手広さでは大手には敵いません。ですから、大手とは違うベクトルでサービスを展開する必要があります。そのため、大手消費者金融の審査に通らない人の受け皿になることで顧客を増やしビジネスにしているのです。
大手消費者金融と比べて金利設定が高く、融資額の限度が低いことや、知名度の低さから安心面では不安を覚えることもあるかもしれません。ヤミ金のような危ない金融業者と知らずに利用してしまうケースもあるので、貸金業登録の有無を必ず確認しましょう。
どこにも審査が通らない人の最終手段!生活福祉資金貸付制度
生活福祉資金貸付制度とは
大手や中小問わず消費者金融の審査に通らない、経済的に困窮している人には国や自治体の力を借りましょう。低所得者世帯、高齢者世帯、障碍者世帯という条件はありますが、いずれかの条件を満たしていれば生活福祉資金貸付制度を受けられる対象となります。これらの対象者への経済的な支援を図ると共に、在宅福祉や社会参加の促進を目的としたのが生活福祉資金貸付制度になっています。
連帯保証人は原則必要ですが、場合によっては不要になる場合もあります。しかし連帯保証人を立てられれば無利子でお金を借りることができます。一方で連帯保証人を用意できなくても、利子は年1.5%と非常に低金利で借りることができるようです。
連帯保証人の有無 | 有り | 無し |
貸付金利子 | 無利子 | 年1.5% |
生活福祉資金貸付制度の審査に掛かる時間
審査にかかる期間は約1ヶ月ということなので、1ヶ月は凌げる程度のお金が手元に無い環境の場合はこの制度の利用は難しいかもしれません。
また、この制度でお金を借りることができても用途は限られています。具体的には総合支援資金、福祉資金、教育支援資金、不動産担保型生活資金の4種類に分けられていて明細の本当に生活に困っている人を対象としていますので、最終手段として覚えておきたいですね。
ゆうちょの定期預金を使う最終手段でお金を借りることも
ゆうちょの定期預金があるなら、最終手段として定期預金担保貸付という制度があります。この制度では、必要なときにいつでもお金を引き出せます。定期預金の90%まで借り入れ可能で、圧倒的低金利なので安心安全といえるでしょう。
この最終手段で借りるお金の返済方法ですが、自動的に返済される仕組みなので手間なく利用できます。審査はなく信用情報に記録されないので、自分の信用情報が傷つく心配はありません。ただし、実質的には貯金を使っていることとほぼ同じことになるのでそこには注意必要です。
他に打つ手が無いなら最終手段で親にお金を借りる
お金を借りる理由は正直に話す
お金を借りる手段は既に挙げたように色々あるのですが、最終手段はやはり親や親族ではないでしょうか。金融会社から借金する前に、まず親に相談してみた方が良いかもしれません。消費者金融や銀行などから借入をして、借金まみれになる可能性があるなら自ら貸すという親もいるのではないでしょうか。ただしお金を借りる理由をしっかり伝えることが必要ですし、場合によっては説教されてしまうこともあるでしょう。
借りるお金が贈与にならないように注意する
親からお金を借りる際、それが贈与と見なされ贈与税が発生してします可能性があります。そうならないためにも、贈与になるケースは正確に把握してお金を借りる必要がありますね。贈与にならないための対策については以下の記事をご覧ください。
▼身内や友人から借金すると税金が発生する?【贈与税について解説】▼身内や友人から借金すると税金が発生する?【贈与税について解説】
友人からはお金を借りるべきではない
友人からお金を借りると関係が壊れる可能性がある
友人からお金を借りるのは極力止めましょう。親しければ親しいほど、お金を借りるような相談をしてはいけません。
何故ならば借りたお金を返せないときは個人間のお金の貸し借りがトラブルの元となり、仲の良い友人がいなくなってしまうことがあるからです。お金の問題とはそれほどにセンシティブなものなのです。最終手段としてどうしても友人から借りなければならない状況であれば、借用書は必ず書き、返済が滞らないようにしましょう。
友人からお金を貸してくれる提案があったときは?
友人があなたの普段の様子からお金に困っていることを何となく察して、お金を貸してくれるという提案をしてくる場合もあるかもしれません。そのときにはどう答えるのが正解なのでしょうか。
この場合は向こうも親切心から提案してくれているはずですから、その申し出をありがたく受けましょう。勿論、向こうが設定した期日までに必ず耳を揃えて返すという約束を交わした上での話です。
貸してくれる提案をしてくれるということは、こちらが一括では返せないことは分かっているでしょうから分割での返済になるでしょう。返済方法や借りるお金など必要な項目を記載した上で借用書を作成し、書かれたことはきちんと守って返済をすることが友人への誠意を示すことにもなります。完済したときには改めてお礼を言うべきですし、何か送るのも良いかもしれませんね。
お金を「借りる」ではなく「稼ぐ」のも手
緊急でお金が必要でなければ借りる以外の選択肢もあり
お金が必要になったときはどうしてもすぐに借りるという選択に目が行ってしまいがちですが、何もそれだけでは無く稼ぐという手もあります。もちろんこれは今すぐに必要な人などは対象ではなく、あくまでも猶予がある場合の選択肢になります。
短期バイトという働き方では、自分の希望額に合った期間を選んで、稼ぐことができます。日払いで給与が発生することもあるので、とにかく現金が欲しい人にもおすすめです。働く以外ですと、自分の物をネットオークションやフリマアプリなどで販売しても良いかもしれません。お金を借りることはあくまで最終手段として考えましょう。
副業で収入を増やすことを検討する
また、今は副業が認められている会社も増えていますから、可能かどうか確認してみるのも良いでしょう。在宅ワークであれば本業が終わって帰ってきてからだったり、本業が休みの日にできますからおすすめです。副業については以下の記事をご確認ください。
▼借金返済のために副業をするのはアリ?【おすすめ副業5選】▼



どうしてもお金が欲しい時には、借りる以外の手段も検討してみよう
- 大手金融業者の審査に通らないなら中小企業の審査を受けてみる。
- 生活福祉資金貸付制度を利用すれば低金利でお金を借りることができる。
- ゆうちょの定期預金があるなら定期預金担保貸付制度を利用できる。
- 親にお金のことを相談するのも手。
- 関係が壊れかねないのでこちらから友人にお金の相談はしない。
最後に、お金が必要になったときは借金するだけでなく、借りる以外の方法にも目を向けてみましょう。お金を使う先は本当に必要なものなのか併せて考えてみると良いでしょう。