外食、洋服、趣味、友達との付き合いなど、意外にお金がかかる20代。カードで払ったけど、支払いができずについお金を借りてしまったという経験がある人も多いのはないでしょうか?気が付いたら借金が膨らんでいって、300万円にまでなってしまった場合はすぐ返せる金額ではないですし、どうして良いか悩んでしまいますよね。「自己破産」という言葉も聞きますが、詳しい仕組みなどはあまり知られていません。
そこでこの記事では、20代で借金300万円ある方へ返済方法を詳しく解説していきます。
20代で300万円の借金を返済するのは至難の技
300万円は、簡単に返せる金額ではありません。特に20代ならまだ社会人としての経験も短く、お給料もそれほど多くないはず。年収が300万円未満でも、決して安い方ではないと思います。
普通に働いて、生活をしていたら余るお金もわずかです。そこから、借金を返済するのは至難の業。宝くじが当たる、莫大な遺産が入るなど、日常的には考えられないような事が起こらない限り、すぐに返済はできません。
借金300万円の利息はいくら?金利・返済期間別
お金を借りる時には、当然ですが利息が付いてきます。300万円を借りていても、返す金額はそれ以上。
300万円の借金に対して、利子は一体どのくらい付くものなのでしょうか?
300万円の利息はいくらいになるのか、金利や返済期間別に見ていきましょう。
2年で完済プラン
300万円の借金を2年で完済するプランです。5%の金利では、利息は158,736円となっています。18%になると、利息は594,535円にもなります。
60万近くの利息と考えると、とても高いですよね。3ヶ月分のお給料になりそうです。当然ですが、金利が高いほど利息も高くなり、返済する金額が増えてしまいます。
3年で完済プラン
返済期間を長めに設定すると、毎月の返済額は少なくなるので日々の負担は減ります。生活を考えると、毎月の返済額はなるべく少ない方が良いですよね。
しかし、長く借りていればその分利息は高くなってしまいます。トータルで考えると、返済する金額は増えることに。1ヶ月の返済額と、利息の両方を確認してから返済期間を決めた方が良いでしょう。
4年で完済プラン
完済期間をさらに長くすると、月の返済額は少なくなっていきます。5%の金利で300万円を4年で完済するとなると、1ヶ月の返済額は約7万円。
これなら、生活費を考えても何とか返せそうと思う方もいるでしょう。しかし、利息は大きくなってくるので注意が必要です。18%の金利では利息だけで100万円を超えることに。トータルで400万円以上支払わなくてはなりません。
5年で完済プラン
300万円を金利5%で完済期間5年の場合、月の返済額は約56,000円となり、完済期間3年と比べると、負担が少なく現実的な金額です。
これなら、毎月の支払い額としても可能ではないでしょうか。その分、利息は増えてトータルの金額は大きくなります。月の返済額と利息、完済期間のバランスを考えていくことが大切ですね。
借金の負担を軽くする手段
20代にとって300万円の借金は、返済するのはとても難しいものです。金利によっては多くの利息を支払うことにもなります。
生活するには、食費や家賃など最低限のお金がかかります。それに加え、さらに借金の返済をしていくことに。少しでも、負担を軽くするために、返済の方法や、利用できる制度などを知っておきましょう。
任意整理
任意整理とは、お金を貸し出した業者と交渉し、金額を少なくしたり、月々の返済額を減らすことができる手続きです。これは、支払額が多すぎて完済できない、月々の負担を減らしたい、という場合に利用できます。
任意整理は、一般的に弁護士へ依頼して、業者と交渉をおこないます。自己破産や個人再生とは異なり、裁判所を通しません。利息のカットや分割回数などを交渉して今後の返済計画を決めていきます。
個人再生
個人再生は、借金をしている人が裁判所に申し立てをして、金額を減らしてもらう手続きのことです。原則として、借金額が5分の1になり、残りを3年~5年で支払うことになります。
個人再生ができる人は、これから先に継続して収入があること、返済額がトータルで5,000万円を超えないことが条件です。あまり聞きなれない言葉ですが、自己破産と任意整理の中間のような方法になります。
自己破産
自己破産は、裁判所から完済するのが不可能だと認められ、返済を免除される手続きです。認められると、税金などを除く全ての借金を返す必要がなくなります。「破産申立書」を裁判所へ提出して「免責許可」をもらう必要があります。
自己破産をすると、一定以上の財産は手放さなければなりません。手続きの際は、借金の額が多い・少ないよりも、今後返済できる能力があるかがポイントになります。
もし自己完済したいなら収入を増やすしかない
借金の負担を減らす方法には、いくつかの種類があります。どの手続きでも、完済する金額を減らし、月々の支払いを少なくすることが可能です。
もちろん、良い面ばかりではなく、デメリットもあります。それは、今後5年~10年の間、お金を借りることができくなる、国が発行する機関誌に名前が掲載されてしまうなどです。
しかし、手続きをおこなわず全て自分で返済することは、かなり困難です。現在の収入に加えて、新たに稼ぐ方法を見つけなければいけません。仕事を掛け持ちしたり、副業などをしても、大きく収入を増やすのは難しいでしょう。
20代で300万円の借金がある方におすすめの司法書士事務所
借金の負担を軽くする手続きをおこなうには、弁護士に依頼するのがベストです。法律の専門家ですし、借金や、それに対する手続きに関しても知識が豊富。
どのように返済をしていくか、相談しながら最適な方法をアドバイスしてくれます。どうして良いか分からない、どんな手続きが向いているのか知りたい、という場合には、司法書士事務所に連絡してみましょう。
20代で300万円の借金をしている時に頼れる、おすすめの司法書士事務所を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
アース司法書士事務所
大阪にある司法書士事務所です。こちらの司法書士事務所の大きな特徴は、料金が安いということ。
相談の費用をなるべく少なくしたいという方におすすめです。また、料金体系も分かりやすいので安心。追加費用などもかかりませんので、気軽に相談できます。ほかにも、24時間無料相談も受け付けています。
あおぞら司法書士事務所
埼玉県飯能市にあるあおぞら司法書士事務所は、年中無休で夜11時まで相談に対応しています。埼玉県にある事務所ですが、全国に対応。もし面談が必要な場合でも、近くまで来てもらえます。
着手金0円、減額報酬なし、費用の分割払いOKなど、気軽に相談できる仕組みになっています。すぐに費用を用意できなくても、あおぞら司法書士事務所なら安心して相談することができます。
ウィズユー司法書士事務所
ウィズユー司法書士事務所は大阪にあります。こちらの事務所は、特に債務整理をしたいという方からの依頼が多くなっています。相談すると、それぞれに合った的確なアドバイスをしてくれると好評です。
また、違法な金利で貸し出す闇金の相談解決の実績が高く、多くの人が返済額の負担手続きをおこなっています。ウィズユー司法書士事務所は、利用者が納得できるような、最善の方法を提案することをモットーとしています。
20台で300万円の借金を完済するには、相当な我慢が必要
300万円の借金は非常に高額です。自力で完済しようと思ったときは、息抜きも許されずただただ借金の返済のみに時間を費やすことが求められるかもしれません。
まずは専門家に相談し、債務整理を検討してみては如何でしょうか。何か道が開けるかもしれませんよ。